ブログ記事は何文字くらいが上位表示されやすいの?

Google検索での上位表示を狙っている人は悩んでいます。

  • ブログの記事は何文字が最適なの?
  • Googleは何文字を推奨しているの?
  • 何文字の記事が上位表示されやすいの?

お気持ちはよくわかりますし、誰かに「上位表示される最適な文字数は○○文字です!」と目安を教えてもらえたらどんなに楽かとも思います。

私は多くの場合、「Googleの検索結果で上位表示されるためには1記事当たり3,000~4,000文字は必要になる」とお話します。

但し、この3,000~4,000文字という数字だけが独り歩きしてしまうことだけは避けねばなりません。
くれぐれも誤解しないでいただきたいのですが、文字数ありきではなく、結果的に3,000~4,000文字程度は超えることになる、ということです。

結論から言ってしまえば、こうです。
記事の文字数を気にするのはもうやめましょう。目安なんて何の役にも立ちませんから。

今日は、「ブログ記事の最適な文字数(なんて気にするのはやめよう)」と「文字数よりも重要な網羅性もうらせい」についてお話します。

それでは早速、始めましょう。

1.文字数という目安は役に立たない

つい先日も、私のコンサルティングを受けていただいているクライアント様から次のようなご質問をいただきました。

悩んでいるクライアント

ブログ文字数についてGoogleは「一記事1,000文字以上でよい」としていると聞きました。3,000文字以上だと読むのが面倒になってしまいそうですが?

1-1.Googleが1,000文字で良いとしている?

正直に言うと、Googleが1,000文字を目安にしているという話を聞いたのは初めてでしたから、私の勉強不足かもしれないと思い、タタタタッターンと検索してみました。
様々な憶測が飛び交っていて、その中でも比較的多かったのは「Google Adsense の審査に通るためには、1,000文字以上の記事が30ほど必要」というものです。

質問をしてこられたクライアント様は、これらの情報を読んで、Googleが1,000文字で良いとしていると認識してしまった可能性があります。

そもそも、「Google Adsense の審査に通るため文字数」と「検索結果で上位表示されるための文字数」では前提自体が異なるわけですが、それはさて置きも、「700文字でも審査に通った」や「500文字でも審査に通った」などの情報も散見されたため、いずれにしても完全な誤認です。

1-2.情弱は損をし、損をさせる

このような誤認をしないために、私が声を大にしてお伝えしたいのは、情報を取捨してほしいということです。

  • 複数の情報(サイト)を比較調査しましたか?
  • 情報の源(ソース)を確認しましたか?
  • 当事者(今回はGoogle)が公式に発言しているページを探しましたか?

例えば、自身の経験から「500文字でも審査に通った」と述べている記事はひとつの事例として参考にできますが、中にはソースも明示せずに「記事は1,000文字が好ましいと言われています」と言い切っている無責任なものもありました。

複数の情報(サイト)を比較調査し統計的に答えを導き出す方法は有効です。
しかし、1~2つの、しかも、何の根拠も明示されていない情報を鵜呑みにし、疑いもせずに信じてしまう傾向があるのなら、かなり危険な状態と言えます。

なぜなら、溢れる情報の中から正しい情報を取捨できていないから。
正しい情報を取捨しようとする、つまり、情報を疑う習慣がないと、自分の悩みを解決したいとき(検索などで調べるとき)に誤った情報に踊らされ損をします。

もっと悪いことは、自分が損をするだけでなく、他人にも損をさせてしまうということです。
私たちは、誰かの悩みを解決するために上位表示される記事を書こうとしますが、「上位表示される記事=多くの人に読まれる記事」です。
上位表示される(させる)記事には、ユーザーに損をさせないために最適な情報を発信しなければならないという大きな責任が伴うことを肝に銘じてください。

あなたが、専門家になりマッチングビジネスを運営しようとしてるなら、誤った情報を発信することは致命的です。

参考ページ

溢れる情報の中から正しい情報を取捨できない人のことを情弱(情報弱者)と呼称します。情弱を克服したい人には次の記事が参考になります。
情弱は損をする!検索力を高めて専門的な記事を書く方法

1-3.結局、文字数という目安は役に立たない

元も子もないことを言いますが、「ブログ記事の最適な文字数は?」という議論は遠い昔から繰り広げられてきたわけです。
とにかく更新頻度を上げろ(短文でよいから記事数を増やせ)と言われていた時期もありました。とにかく長文を書けと言われていた時期もありました。

しかし、Googleは「完璧な検索エンジン」を追及し、そのアルゴリズム(検索結果に表示される順位を決定する方法や基準)は何千人ものエンジニアや科学者によって日々改良されています。
※例えば、2016年だけでもおよそ1,600件の改良が追加されています。

そのエンジニアらが、「うーん、この記事は3,000文字だからイイね」とか「この記事は400文字だからダメね」なんて、幼稚な会話をしていると思いますか?
そんな小手先だけのSEO対策が通用すると思いますか?

または、あなたが意味を知らない単語……、例えば「真摯しんし」の意味を検索するシーンを思い浮かべてください。
検索キーワードは「真摯」や「真摯とは」でしょう。
※真摯の意味は「まじめでひたむきなこと。一所懸命に物事に取り組むこと。また、そのさま」です。

この場合、検索結果の上位に表示されるのは「コトバンク」や「weblio辞書」などの辞書サイトであり、「真摯」の意味を解説した記事の文字数は100~200文字程度です。
「真摯」という単語の意味を知りたいだけなのに、3,000文字もの解説は必要ないからです。

……100文字や200文字でも上位表示されるケースがあることから、文字数は最優先すべきポイントではないと言えます。本質はもっと別のところにあるのです。

もう1度言います。
記事の文字数を気にするのはもうやめましょう。目安なんて何の役にも立ちませんから。

2.文字数よりも重要な網羅性

2-1.Googleの検索に対する方針

Googleにおいて、「ブログ記事の文字数」に関する公式発言はありませんが、「検索に対する方針」に関するものはあります。

この「検索に対する方針」は、文字数のように定量的な(数値や数量で具体的に表せる)ものではありませんが、私たちが記事を書くうえで留意しなければならないポイントと言えます。

Google は、最も有用で関連性の高い情報を提供することを常に目指しています。

出典: Google 検索の仕組み | 厳格なテスト

ラリー ペイジはかつて次のように述べたことがあります。「完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返すものである。」長期にわたって実施しているテストでは、ユーザーが質問に対する答えをすぐに手に入れたいと考えていることが一貫して示されています。そのため Google では、最も関連性の高い回答を、より速く、ユーザーが探している情報のタイプに最適な形式で提供するためにさまざまな改良を重ねてきました。

出典: Google 検索の仕組み | 便利な検索サービス

これらに共通しているものは、「関連性の高い情報をユーザーに提供する」です。
これがGoogleの使命であり、検索に対する方針であると言っているわけです。

すなわち、あなたは「関連性の高い情報(記事)」を書かなければならないのです。

2-2.関連性の高い記事=網羅性の高い記事

先に「真摯」の検索結果を例示しましたが、これはGoogleが「真摯と検索するユーザーに対して関連性が高い情報(記事)は、その意味を解説しているものである」と判断しているからです。
だから、上位表示してユーザーに提供しているわけです。

なぜ、そう判断しているのか?

ユーザーのニーズにぴったり一致する答えを返しているからです。

言い換えると、ユーザーのニーズに対する答えを網羅しているからです。

「真摯」と検索する大多数のニーズは、その意味を知りたい!ですから、その答えを網羅していればよいわけです。それ以上でもそれ以下でもありませんし、他の解説は不要(余計)です。
だから、わずか100~200文字で十分であり、上位表示もされるのです。

では、「ダイエット」と検索する人のニーズはどうでしょうか?

試しに「ダイエット」と検索しても、「ダイエット」という単語の意味を解説しているページは上位表示されず、ダイエットの方法などを解説しているページが上位表示されます。
つまり、Googleは「ダイエットと検索するユーザーに対して関連性が高い情報(記事)は、その意味を解説している記事ではなく、その方法などを解説している記事である」と判断しているわけです。
だから、ダイエットの方法が網羅されたページが上位表示されるのです。

ここが、Google検索のアルゴリズムの優秀さであり、複雑さでもありますね。

2-3.結局、文字数よりも網羅性が重要

「真摯という言葉の意味」を網羅したいなら200文字の記事で十分でしたが、これは極端な例ですよね。

一般的に、ユーザーのニーズに対する答えを網羅しようとしたら、つまり、上位表示される記事を書こうとしたら、どのくらいの文字数が必要なのか?
手前味噌ですが、私の事例を紹介します。

「法人が移転する際の手続き方法」の網羅(上位表示)は、9,500文字の記事で実現できました。
本店を移転した際の7つの手続きを効率的に片付ける全手順 | パパセンス
※キーワード「法人 移転」で1位表示
「自宅の枝が電線にかかってしまった際の対処方法」の網羅(上位表示)は、4,600文字の記事で実現できました。
電線にかかった枝の剪定は東京電力に無料で依頼できる? | パパセンス
※キーワード「枝 電線」で1位表示
「Facebookページの作成方法」の網羅(上位表示)は、6,000文字の記事で実現できました。
Facebookページの作成手順(個人アカウントの商用利用は規約違反) – HERO Biz
※キーワード「Facebookページ 作成」で4位表示、……4位じゃんと思われるかもしれませんが、Facebook関連の記事で1ページ目に表示って結構スゴいことなんですよ。
「サイト名の付け方」の網羅(上位表示)は、14,000文字の記事で実現できました。
事例に学ぶ!集客できるサイト名の決め方と9つのポイント – HERO Biz
※キーワード「サイト名 付け方」で1位表示

……ね。文字数の目安なんて何の役にも立たないでしょ。

短文であろうが長文であろうが、4,000文字であろうが9,000文字であろうが、そんなことは関係ありません。
ユーザーのニーズに対する答えを網羅しているかどうかが本質のポイントなのです。

2-4.網羅性には2種類がある

言っていることはわかったけど、例えばダイエットの方法などを網羅しようとしたら数万字の超大作になっちゃうよ。どこまで網羅したらよいの?

……その通りですね。
「ユーザーのニーズに対する答えを網羅しなさい」とか「網羅性を高めなさい」とか言われても、その方法がわかりませんよね。

あなたが高めるべき網羅性には2種類があります。

  1. サイトの網羅性
  2. 記事の網羅性

次項から順番に解説しますが、この2つを意識することで、上位表示は難しいものではなくなります。

3.サイトの網羅性を高める方法

この「1.サイトの網羅性」を高める方法は、すでに実践している人も多いはずです。
サイトの網羅性を高めるためには、記事を書く前の関連キーワード選定が必要です。

例えば、「ダイエット」の関連キーワードを調べてみると下図のような結果になります。
※文字が小さいですが雰囲気を感じてもらえるだけで構いません(「ダイエット」を中心としたツリー構造になっています)。

記事のキーワード選定

出典: ちえのわ!

これは、「ダイエット」について悩んでいるユーザーが、どのようなキーワードで検索をしているか?が可視化されたものです。

もう少し詳しく見てみましょう。

下図は一部を拡大したものですが、ビッグキーワード「ダイエット」からミドルキーワード「ダイエット 食事」へ、そしてスモールキーワード「ダイエット 食事 メニュー」などへと枝分かれしている様子がわかります。

記事のキーワード選定

このような選定結果を参考に、あなたは「ダイエット 食事 メニュー」や、他のスモールキーワードである「ダイエット 食事 朝」、「ダイエット 食事 時間」などに関する記事を書いていきます。

そうすることで、あなたのサイトは、ビッグキーワードである「ダイエット」に関するニーズ(悩み)に対するありとあらゆる答え(記事)が網羅されていきます。
つまり、「ダイエット」について検索するユーザーを完全包囲することができるわけです。

参考ページ

関連キーワードの選定方法や、ビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードについては、次の記事で詳しく解説しています。
初心者が記事を書く前にやるべきキーワード選定の原則と方法

4.記事の網羅性を高める方法

「2.記事の網羅性」を高める方法には、多少の経験が必要です。
記事の網羅性を高めるためには、ユーザー意図の推察が必要です。

4-1.ユーザー意図の推察とは、ユーザーを思いやること

推察とは「事情や心中を想像したり察したりすること。思いやること」という意味ですから、言い換えるなら、記事の網羅性を高めるにはユーザーを思いやろうということになります。
経験則から言えば、上位表示されないと悩んでいるクライアント様の記事には思いやりが欠けています。

……「思いやりってなによ?(笑)」という疑わしい声が聞こえてきそうですので、ソースを明示しておきましょう。
Googleの「完璧な検索エンジンに必要な機能」についての発言です。

たとえば天気について検索する場合、ユーザーは、気象関連のサイトへのリンクだけでなく、天気予報も検索結果ページに表示されることを期待するでしょう。あるいはルート検索であれば、「中部空港 ルート」で検索した場合に、関連のあるサイトへのリンク以外にも、ルートが示された地図が表示されれば便利です。こうしたことは、帯域幅に制限があり、タップして別のサイトにスムーズに移動できない場合もあるモバイル端末では特に重要です。

出典: Google 検索の仕組み | 便利な検索サービス

意訳すれば、「他のサイトに移動するのは面倒だろうし、時間を無駄にしてほしくないから、あなたが求めている情報はすべて用意(網羅)しておくね」ということです。

これって、ユーザーの意図を推察(分析)した思いやりですよね。

4-2.思いやりのポイント

前述の『電線にかかった枝の剪定は東京電力に無料で依頼できる? | パパセンス』などを例にして、「思いやりのポイント」を解説します。
※当該記事をご一読のうえ読み進めていただくと理解がスムーズです。

なお、当該記事は、キーワード「枝 電線」で1位表示されているものです。
ニッチなキーワード(ジャンル)ですが、そもそも私たちはユニーク・ジャンルというニッチなジャンルで勝負するわけです。当該記事は東京電力の公式サイトよりも上位に表示されていますし、例えば造園業者などがこのような記事を書くことができれば受注に直結します。

参考ページ

ユニーク・ジャンルについては次の記事が参考になります。
ジャンルを絞る!ビジネスで成功するユニークジャンルの見つけ方

それでは、「思いやりのポイント」をいくつか解説していきましょう。
ここで挙げるものは一例ですが、思いやりのヒントになるはずです。

写真(画像)は不要ですか?

ブログ記事の基本は文章(文字)ですが、写真や画像を掲載した方がよいケースもあります。

枝の剪定事例なら、剪定前後の写真が必要ですよね。
パソコン操作の解説なら、操作画面の写真が必要ですよね。
構造の解説なら、構造図のようなものが必要ですよね。

これを「面倒だから」と掲載(作成)しない人がいますが、何のために記事を書いているのか?を忘れないでください。
ユーザーのニーズに対する答えを網羅し、悩みを解決するために記事を書いているのです。厳しい言い方をすれば、あなたの手間が増えようが関係ありません。余計にモヤモヤさせてどうするのですか。

ソースは不要ですか?

この記事の冒頭でも触れましたが、上位表示される(させる)記事には、ユーザーに損をさせないために最適な情報を発信しなければならないという大きな責任が伴います。
また、最適な(正しい)情報であるという証拠も明示しなければなりません。

思いやりがない
電線に触れてはいけません。子供の頃に教えられたでしょ?
思いやりがある
電線に触れてはいけません。なぜなら東京電力の公式サイトでも説明されています!※ソースを引用
思いやりがない
洗濯機を購入する人の8割は白い色を選ぶというデータもあるらしいです。
思いやりがある
○○の調査によれば、洗濯機を購入する人の8割は白い色を選ぶとのことです。※ソースを引用

これも厳しい言い方をすれば、ソースのない情報(記事)に価値はありません。
情報の信頼性に疑問を感じたユーザーは、再検索し、他のサイトに移動しなければなりません。ユーザーの時間を無駄にしてどうするのですか。

なお、最も有力なソースは実体験です。
これは何度も何度もお話していますが、Googleは実体験をまとめた記事が大好物です。なぜなら、実際に経験したことであれば、それに間違いはないからです。
だからこそ、すでに経験している自分の経験や知識を基にしたユニーク・ジャンルを発見することが、上位表示、ひいては成功への最短ルートなのです。

連絡先は不要ですか?

これは、「○○をしたいがその方法がわからない」を解決するための記事によく見られます。
「東京電力に枝の剪定を依頼したいがその方法がわからない」ユーザーに対しては、連絡先を網羅してあげなければなりません。

思いやりがない
東京電力:0120-○○○-○○○
思いやりがある
北海道電力:0120-○○○-○○○
東北電力:0120-○○○-○○○
……
沖縄電力:0120-○○○-○○○

当然に東京電力の連絡先は必要ですが、それでは不十分です。思いやりに欠けています。なぜなら、同じような悩みを抱えた大阪在住のユーザーもあなたの記事を読むかもしれないから。
よって、北海道電力から沖縄電力までの連絡先を掲載する必要があるのです。

他にも、ユーザーが置かれている状況によって連絡先が異なるケースもあります。ユーザーの様々な状況を推察する(思いやる)必要があります。

連絡先を知ることができなかったユーザーも、再検索し、他のサイトに移動しなければなりません。
他サイトに移動するということは、あなたのサイトから離脱し、2度と戻ってこないということです。

スクリプトは不要ですか?

私くらいの思いやりのプロになると、スクリプト(台本)まで用意します。
電話する際の問答例、手紙を郵送する際のカバーレターの書き方などです。
あなたが当たり前にできることでも、それを難しいと感じるユーザーもいます(優劣ではなく、得意不得意の問題です)。

思いやりがない
窓口に連絡して、状況を伝えましょう。
思いやりがある
窓口に連絡して、状況を伝えましょう。私の場合はこんなやり取りでした。※問答を掲載
思いやりがない
申請書類が完成したら、○○に郵送しましょう。
思いやりがある
申請書類が完成したら、○○に郵送しましょう。このようなカバーレターを添えると親切です。※カバーレターの雛型を掲載

特に「○○をしたいがその方法がわからない」を解決するための記事においては、ユーザーに一切の不安も残してはなりません。
これでもかというくらい懇切丁寧に解説し、あなたの記事だけですべてを解決できるようにしましょう。

個人的な考えは不要ですか?

クロネコヤマトのトミカは非売品!息子のために入手する方法! | パパセンス』という、キーワード「クロネコヤマト ミニカー」で3位に表示されている記事があります。
※以前は1位だったのですが、クロネコポイントが終了してしまったため徐々に下がっています。

この内、「4.そもそも抽選商品を狙う価値はあるのか?」の部分に、私が引越し車には応募しないと意思決定するまでの経緯が書かれています。
具体的には、引っ越し会社の満足度ランキングなどを引用して、ああでもないこうでもないと自論をつらつらと述べています。

思いやりがない
いろいろ考えた結果、引越し車に応募することに決めました。
思いやりがある
引越し車に応募するかどうかも悩みました。でも○○から検討した結果、応募することに決めました。※検討経緯を掲載

……引っ越し会社の満足度ランキング?ミニカーの応募方法を解説している記事なのに?と、この部分は要らないと感じる人もいるでしょう。
ですが、私が、ああでもないこうでもないと検討したことは事実です。
これってとても大切な要素なのです。

ユーザーのニーズ(悩み)に対する答え(解決方法)は、結論だけではありません。ましてや、あなたが書く記事は、辞書のような、答えだけを簡潔に提供するものでもありません。
結論に至るまでの思考や経緯を知りたがっているユーザーもいるということです。
「私はこう思うんだけど、他の人はどうかな?」や「なるほど、こういう考え方もあるのか」のように。

「こんなこと書いたらファンになってもらえないんじゃないかな」という不安から当たり障りのない記事を書いている人がいますが、そのような仮面をつけた状態では相手に対して思いやりの気持ちを持つことはできません。もちろん、相手(ユーザー)も持ってくれません。

ブログ記事は、突き詰めれば、「ユーザー 対 あなた」の1対1のやり取りです。ユーザーを思いやり、また、思いやってもらいたいなら、仮面を外し、あなたの個人的な考えも発信してください。
そして、これが差別化やファン作りに繋がります。

5.最後に

今日は、「ブログ記事の最適な文字数(なんて気にするのはやめよう)」と「文字数よりも重要な網羅性」について解説しました。

冒頭で、ブログ記事の文字数について「Googleの検索結果で上位表示されるためには、結果的に3,000~4,000文字程度は超えることになる」とお話しましたが、この真意はこうです。

ユーザーの意図を推察し、思いやりのある記事を書こうとすれば、結果的に3,000~4,000文字程度は超えることになる。

反対に、ユーザーの悩みを真摯に解決する記事を書こうとすれば、1,000文字程度で収まるわけがありません。
私は、何を書くか?ではなく、何を書かないか(削るか)?で悩むことの方が多いくらいです。

もし、あなたが長文が書けないと悩んでいるのなら、原点回帰し、何のために記事を書いているのか?を考えてみてはいかがでしょうか。

ブログ記事の最適な文字数の参考になったなら、次回のシェアも楽しみにしていてください。

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