今日は、私が稼いでいるマッチングサイトを大公開します。
ただの公開ではなく、大公開です。

その前に、このマッチングサイトの特徴をおさらいしておきます。

  • 7年間で累計4億9千万円の経済的価値を生み、私に3千6百万円の副収入を与えてくれている。
  • 1人で運営している。
  • わずか33記事しかない。しかも、内6記事は最近執筆したものだから、実質27記事で成果を上げていた
  • サイトが完成した後は片手間で運営できている(フルタイムの派遣社員と兼業していた)。

……何が大公開なのか?

ローンチ(新しい商品やサービスを世に送り出すこと)からの経緯やアクセス数(PV数)、売上、すべてを公開するからです。

……なぜ大公開するのか?

特にローンチ直後の各数字は、これからマッチングビジネスを始める人にとって、これ以上ないくらいの参考(支え)になるからです。
例えば、「月間100万PVくらいのとんでもない集客をしなければならないんじゃないの?」と無駄な心配をしている人がいるとすれば、私のマッチングサイトのPV数を知ったら拍子抜けすることでしょう。

今日 学ぶこと

私の成功事例を見れば、あなたが勝手に膨らませていた心配が無駄だだったということに気づきます。これまで何回かお話してきましたが、あなたがすべきことは、すぐに始めることです。群衆型思考特有の「頭でっかち」の状態ではいつまでたっても稼ぐことはできませんから。

それでは早速、始めましょう。

1.私が運営しているマッチングサイト

1-1.最初に補足

最初に補足ですが、当該サイトは既にマッチングサイトではありません

なぜなら、他者に売却したからです。

7年の運営期間を経て、その業界では私のマッチングサイトを知らない人はいないほどの十分なネームバリューを獲得したからこそ、売却という最高の結果を得ることができました。
サイト売却は、あなたが目指すべきゴールのひとつです。

とは言え、参考になる部分は多いはずですので、どうぞ隅々までご覧ください。

補足本記事は売買契約前に執筆したため、売却前の内容や表現が含まれることご了承ください。

1-2.私が運営しているマッチングサイト

サイト:残業代バンク https://zangyou.org/
マッチングの対象:残業代を請求したい人 × 社会保険労務士 ※当時

以下、『残業代バンク』の成功要因の分析に移りますが、『ジャンルを絞る!ビジネスで成功するユニークジャンルの見つけ方』で解説している項目に基づいて解説していきます。よって、ユニーク・ジャンルを理解していない場合、そちらを先に読んでください。

ユニーク・ジャンルの選定

ユニーク・ジャンルとは、既にあなたが持っている知識や経験を活かせるジャンルから選定すべきものであることは解説しました。
なぜなら、記事の質、独自性、執筆にかかる時間(伴うストレス)、読者からの信頼など、すべてにおいてあなたに優位な状況を作り出すことができるからです。

一方で、よく知らないジャンルでビジネスをスタートする場合、記事の質や独自性を高め、執筆にかかる時間を短縮し、伴うストレスを軽減し、読者からの信頼を得るには、相応の覚悟が必要です。
覚悟とは、余計に時間や努力を捻出する覚悟、ビジネスを修正や廃業しなければならない確率が高くなることを認容する覚悟です。

ですから、私はまずは既にあなたが持っている知識や経験を活かせるジャンルの中からユニーク・ジャンルを選定することを強く推奨しています。

しかし、『残業代バンク』は、後者のよく知らないジャンルをユニーク・ジャンルとしたケースです(理由は次項)。

専門家はいるか?さらに照準を絞り込めるか?

あなたの最初のゴールは、そのジャンルの専門家になる(専門家として認識される)ことでした。
よって、そのジャンルに既に多くの著名な専門家がいるとすれば注意が必要です。

前記の通り、私は労働問題というジャンルの知識や経験を持っていたわけではありません。
よって、私が、専門家(競合)ひしめく「労働問題」ジャンルをユニーク・ジャンルに選定していたなら稼ぐことはできなかったでしょう。

しかし、市場調査の結果、「労働問題のうちの残業代請求」ジャンルには専門家が皆無であることがわかったのです。
だから、残業代請求を私のユニーク・ジャンルに決定したのです。

需要がある大ジャンルの中で、さらにスナイパーのように照準を絞り、ニッチなユニーク・ジャンルを誕生させたことが成功要因のひとつです。

ターゲットをイメージできるか?

ターゲットとは、あなたの過去の記憶から、あなたのイメージに合致する1人を設定すべきものでした。「○○さんは△△のことで困っていたな、俺のターゲットは○○さんみたいな人だ!」という具合です。

幸いにも、これは私にとって簡単なものでした。
電車の中吊り広告にこんな見出しを発見したからです。
「愛社精神のない従業員が未払い残業代を請求してくる」

この瞬間にある1人の同僚を思い出したのです。

この同僚は、私が中吊り広告を発見した日から遡ること5年ほど前、自分で未払い残業代を計算し、たった1人で残業代請求をしていました。
当時は、「なんでそんなことするの?」「そんなにお金がほしいの?」「やっぱり少し変わってるよね」と、同僚の中ではちょっと浮いた存在になっていたことをよく覚えています。

ですが、どうやらそれがスタンダードになってしまっていたようなのです。
その直後に、労働問題や残業代請求に関する市場調査をし、「ユニーク・ジャンル」と「ターゲット」が決定しました。

私のターゲットは、この同僚をイメージして「未払い残業代を請求したいが、前例が少ないことからその方法がわからず悩んでいる人」と設定しました。
※ターゲットは後でさらに強力なものにブラッシュアップにしますので、まずはこのくらいざっくりしたイメージでも問題ありません。

悩みを解決するためにお金が必要か?

特にマッチングビジネスの場合、仲介する商品(サービス)が高額であればあるほど、あなたの利益も増加するという性質がありました。

残業代請求はニッチなユニーク・ジャンルでしたから、サンプルはそう多くありませんでしたが、いくつかの社会保険労務士事務所が残業代請求に関するサービスを提供していました。
記憶が曖昧ですが、着手金と相談料と成功報酬で、(回収金額にもよりますが)少なくとも30~50万円の対価を受領していたと思います。

1件受注して30万円の売上(士業はほぼ人件費のみの商売であるためほとんどが利益)という商品(サービス)であれば、多くのキャッシュを生み出すと感じました。

なお、余談となり得ますが、同僚のように、できるだけお金を遣わず、自分で解決しようと考える人もいるでしょう。
しかし、そのような考えの人もあなたの見込み客の1人です。

あなたが書く専門的な内容の記事によって、あなたが奨める商品(サービス)を購入しようと心変わりするケースもあるからです。

重要なことは、専門家として正しい知識や実情を発信し、読者に選択してもらうことです。押し売りも、誇張も、嘘も必要ありません。
あなたが専門家と認識されれば、否が応でもファンが付きます。

コンセプトは強いか?

コンセプトとは、あなたが仲介する方法(商品やサービス)が、その人が既に知っている解決方法よりも優れているポイントを象徴する、キャッチフレーズのようなものでしたね。

この時点でのコンセプト次の通りです。

未払い残業代を請求したいが、その方法がわからず悩んでいる人を、社会保険労務士がお手伝いします

……これでは、残業代請求を受任している他の(競合の)社会保険労務士と同じです。
むしろ、よくわからない業者(私)が仲介しているという点を含めれば、分が悪いくらいかもしれません。

これを打破する私だけのビジネスコンセプトを見付けるために、競合する社会保険労務士のサイトを、すべて、隅から隅までチェックしました。
すると、こんな問題点(悩んでいる人がこれら社会保険労務士に依頼しない障害となるポイント)が見えてきました。

  • 着手金と相談料金が高い!
  • 受任する社会保険労務士が、東京、大阪、福岡などの主要都市に偏っている!
  • 本当に実績があるかわからない!

結果、残業代バンクのコンセプトは次のようになりました。

【全国対応】労働問題のスペシャリストである社会保険労務士が完全成功報酬型でサポートします

回収実績が蓄積された後には、「回収実績○○万円!」というキャッチフレーズも追加し、マッチングサイト内にすべての回収実績を明記するようにしました。

悩んでいる人が既に知っている解決方法の問題点を把握し、これをクリアするコンセプトを誕生させたことが成功要因のひとつです。

……自画自賛しているようで滑稽ではありますが、事実、この数年後には完全成功報酬型が残業代請求ジャンルのスタンダードになりました。
私がパイオニアなどと言う気は毛頭ありませんが、これくらい強力なコンセプトがあるとビジネスがやりやすくなるという事例です。

補足士業業界に詳しい人がいるかもしれないので念のために補足しますが、「社会保険労務士の仲介(斡旋)は、社会保険労務士法に抵触するのでは?」という話はまた別の機会にします。勿論、抵触しないからこそ7年間も運営してきているわけですが。

1-3.その結果

7年間で490,000,000円の経済的価値を生み、つまり、490,000,000円の未払い残業代を回収し、私に36,000,000円の副収入を与えてくれる強固なビジネスへと成長しました。

2.アクセス数の推移


ユニーク・ジャンルの選定(絞り込み)よりも、アクセス数への興味が強い人も多いと思いますので、一気に行きましょう。

注意

実際は、ユニーク・ジャンルの選定(絞り込み)よりも重要なことはひとつもありません。

私も「英雄型ビジネス」を実践し、結果を出すまでは、アクセス数などの数値が唯一の指標でしたからその気持ちはよくわかります。

ただ、アクセス数が大きく影響するのは、GoogleAdSenseなどの広告を貼って収入を得るタイプのものです。
私がシェアしている「英雄型ビジネス(マッチングビジネス)」においては、正に量より質です。そもそもニッチなユニーク・ジャンルの専門情報を発信しているのですから、アクセス数がぐーんと増えるわけもありません。

ここで重要なことは、「英雄型ビジネス」は、この程度のアクセス数でも十分に稼ぐことができるビジネスであると理解することです。

2010年9月~2016年8月

まずは、全体像として、ローンチから6年間(2010年9月~2016年8月)の、月ごとのPV数をご覧ください。

※画像はクリックすると拡大されます。

ローンチ後3年間は、ほとんどアクセスがありません。ほとんどの月が月間PV1,500未満です。

但し、この間も、注文(残業代請求の依頼)が入っていないわけではありません。
後ほど「PV数」と「未払い残業代の回収額」の比較をしますので楽しみにしていてください。

それでは、次項から1年ごとに見ていきます。

2010年9月~2011年8月

ローンチは2010年9月8日でした。
※厳密にはPV数などを計測するGooleAnalytics(グーグルアナリティクス)を設置した日。

月間PV200~1,500をうろうろしています。

2011年9月~2012年8月


月間PV600~1,500をうろうろしています。
アクセスを集めないとどうにもならない「群衆型ビジネス」なら既に廃業しています。

2012年9月~2013年8月


ローンチから2年6ヵ月が経過した2013年3月にやっと月間PV5,000を超え、同8月には月間PV35,000を超えました。

2013年9月~2014年8月


2014年8月には月間PV220,000を超えました。

2014年9月~2015年8月


ローンチからおおよそ4年が経過した2015年3月に月間PV320,000を超えました。
但し、これが『残業代バンク』の月間PVの最高であり、これ以降は多少の増減はあるもののほぼ横ばいです。

2015年9月~2016年8月


月間PV200,000~300,000で安定しています。

※2016年9月以降の1年間は、他社との関係上公開することができないことご了承ください。

いかがでしたか。

さすがに月間PV300,000を超えてくると「俺にもできるかな?」と不安になる人もいるかもしれません。
ですが、先に少し触れたとおり、「PVが少ない=注文(残業代請求の依頼)が入らない」というわけではありません

次項で、わかりやすく、「PV数」と「未払い残業代の回収額」を比較します。

3.PV数と回収額の関係


下表は、「PV数」と「未払い残業代の回収額」を年ごとに比較したものです。

年間PV数 年間回収額
2010年9月~2011年8月 10,550 35,670,000円
2011年9月~2012年8月 11,911 98,610,000円
2012年9月~2013年8月 102,565 81,400,000円
2013年9月~2014年8月 1,491,996 62,860,000円
2014年9月~2015年8月 3,138,839 83,450,000円
2015年9月~2016年8月 2,761,903 74,780,000円

まず言えることは、「PV数が多ければ、回収額(ひいてはマッチングサイトの売上や私の収入)が増える」という単純なものではないということです。

PVが少なくても収入が多いこともあれば、PVが多くても収入が少ないこともある。
このあたりが、GoogleAdSenseなどの広告を貼るだけのビジネスとは異なる面白いところですね。

誤解されないように補足しておきますが、PVは多いに越したことはありません。それは間違いありません。
ですが、「英雄型ビジネス」はPV数だけを追いかけるようなビジネスではないということです。

例えば、あなたのユニーク・ジャンルが時事ニュースで取り上げられれば、PVも注文も一気に跳ねるでしょう。
例えば、あなたのユニーク・ジャンルで新製品が開発されれば、PVは増えるが注文が激減するという珍しい状況になるかもしれません。
例えば、残業代請求ジャンルに弁護士が参入してくれば、社会保険労務士ではなく弁護士のマッチングを検討しなければならないなどの修正が必要になるでしょう。

4.最後に


「英雄型ビジネス」のひとつであるマッチングビジネスは、あなた1人でもできるスモールビジネスです。

しかし、そのビジネスや、それを行うあなたの社会的価値、社会的地位、収入は決して低くありません。

既に持っている知識や経験を活かした情報を発信して、誰かの悩みを解決し、収入を得ることができるビジネス、やり甲斐を感じないわけがないですよね。

また、もしあなたのユニーク・ビジネスが、誰かと誰かを引き合わせるものであれば、引き合わせた側(『残業代バンク』で言えば社会保険労務士)からも感謝されます。
仮に仲介(紹介)料として売上の何パーセントかを支払ったとしても、本来は受任(受注)することのなかった仕事(売上)を得ることができたのですから。

さらには、引き合わせた側から、あなたは「集客の専門家」と認識されていきます。
そのジャンルの専門家」、且つ、「そのジャンルでの集客の専門家」、この2つのポジショニングは、後にあなたのビジネスを大きく加速させていくことになります……が、それはまた別の機会にお話します。

次回からはマッチングビジネスを始める作業レベルの解説に入っていきます。
それまでに、『ジャンルを絞る!ビジネスで成功するユニークジャンルの見つけ方』などを読んで、あなただけのユニーク・ジャンルを見つけておいてくださいね。