私は、毎朝、寝起きのコーヒーを飲みながらスマホでGmailをチェックしています。対応が必要なものにはスター(重要マーク)を付け、要らないものはスワイプでさっさと削除。

Gmail、Yahoo!メール、独自ドメインのメール、すべてGmailでチェックできるように設定しているし、パソコンを起ち上げたときには対応が必要なメールのみになっているからすぐに仕事に取り掛かることができます。

参考記事メールをGmailで一元管理する方法は『エックスサーバーで作成したメールはGmailで一元管理しよう』で詳しく解説しています。

さて、今朝もいつものようにメールを仕分けしていたら、身の毛もよだつ件名のメールが届いていました。

From: Google Publisher Policy
件名: AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート

……AdSense 違反レポート!?

「違反レポート!?これが噂に聞くアカウント停止ってやつなのか!!」と、コーヒーを飲まずとも眠気が吹っ飛びました。
しかし、違反行為はもちろん、グレーな行為も身に覚えがありません。なぜなら、私はGoogleに嫌われることを大変恐れていますから。

Googleに従順な私に届いた、このメールは一体なに?……願うような気持で開封してみました。

今日 学ぶこと

Goolgeから「AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート」が届いても焦らずに状況を確認しましょう。また、Adsenseやアフィリエイトに依存しそれらを主な収益源としているうちは、収益が突然「0円」になるリスクがあるという事実と真剣に向き合いましょう。

1.AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポートとは?

Googleに従順な私に届いた身の毛もよだつメールの内容は次のとおりです。
※重要な個所に黄色いマーカーを引きました。

AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート
メール内容の要約

 

  1. Adsenseの広告コードを貼っている特定のページでポリシー違反が発見された。
  2. 違反の内容は、AdSense ポリシーセンターの「ページ単位の違反措置」で確認できる。
  3. 違反が発見されたページの広告掲載は制限または停止されている(他のページの広告掲載は続行されている)。
  4. 広告掲載の制限や停止を解除するには、違反を修正し、審査をリクエストしなければならない。
  5. 広告掲載をしなくてよいなら、広告コードを削除すればよい。

どうやら、特定のページで、Adsenseのポリシーに違反する行為をしてしまっているようです。
これを放置すれば、「サイト全体」や「アカウント」レベルでの違反にエスカレーションされ、アカウントを停止(無効)されないとも言えません。

2.ポリシー違反の内容を確認しよう

Googleに従順な私としてはすぐにでも問題を解消したいところですので、メールに記載されている指示に従って違反の内容を確認します。


メールに記載されている、AdSense ポリシーセンターへのリンクをクリック。
※Adsenseにログインしていない人は、ログインしてください。


「違反措置が適用されたサイト」の欄になにかが書かれています。

AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート

よく見てみると……、どうやら「パパセンス※私が別途運営しているサイト(ブログ)に違反があるようです。

AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート

当該部分をクリックして内容を確認します。


今度は「ページ単位の違反措置」という欄が表示されました。
ここで、違反の内容(概容)を確認することができます。

AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート

ページ:違反しているページのURL
違反:違反の概容(本件はタバコに関するコンテンツについて)
ページの状況:違反に対する措置の内容
違反措置の前回の適用日:措置が適用された日付

パパセンスの当該ページは『IQOS(アイコス)が故障したときの連絡先と交換方法』というタイトルで、IQOSの故障から交換までの実体験を記録したものです。投稿日は2017年11月14日、およそ5か月前です。

確かに「タバコやタバコ関連商品コンテンツ」は、Adsenseのコンテンツ ポリシーに違反するものですから、ここにAdsense広告を貼ることは禁止されています。しかし、販売していなければ問題なかったはず……。
※コンテンツ ポリシーについては後述

当該部分をクリックして、より詳しい内容を確認します。


上部のタブをクリックして切り替えることで、「解消方法」と「違反について」の内容(詳細)を確認できます。

最初は「解消方法」が表示されています。
広告掲載の制限や停止を解除する方法と、広告掲載をやめる方法がそれぞれ説明されています。後にどちらかを行うことになります。

AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート

次に違反についてのタブをクリックすると、「違反について」が表示されます。

AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート

いやいや、販売していませ……、「販売しているページ」ではなく、「関連商品を宣伝しているページ」だと?!この違いは大きい。

3.ポリシーの内容も確認しよう

3-1.彼を知り己を知れば百戦殆からず

前項までで、「違反しているページ」と「違反の内容」を確認することができました。よって、それらを修正して、広告掲載の制限や停止を解除するか(審査をリクエスト)、広告掲載をやめるか(広告コードを削除)、すればよいことになります。

しかし、「販売しているページ」なのか「宣伝しているページ」なのか、(私の中では)曖昧で納得できていません。
また、私はGoogleに従順ですが、それでも、彼らのやっていることが理不尽ではないか?他にどんなことを言っているのか?くらいのチェックはしておかなければなりません。

SEO対策もビジネスも何事も同様ですよね。Googleや誰かが言っていることを鵜呑みにしてその通りに動いているだけでは抜きん出ることはできません。まずは彼らの言っていることを理解(把握)して、そのうえで工夫をして、ときには抜け道を探すくらいでなければ、私自身も成長できません。
※抜け道探しを奨める意図はありません。

……と言うわけで、「AdSense プログラム ポリシー」を再確認しておきましょう。
以下では今回の違反に関連する「コンテンツ ポリシー」のみに触れますが、AdSense プログラム ポリシーには「無効なクリックとインプレッション」「クリックの誘導」「不正なコンテンツ」などいくつかの項目があります。この機会に全文を確認することをお奨めします。

3-2.コンテンツ ポリシーの内容

さて、コンテンツ ポリシーとは「Googleが定めるコンテンツ(内容)が含まれるページには、Adsenseの広告を貼ってはダメですよ」というものです。定められているコンテンツは、次のとおりです。

Google 広告が掲載されるページには、以下を含めることはできません。

  • ポルノ、アダルト、成人向けのコンテンツ
  • 衝撃的なコンテンツ
  • ご自身や他者を脅したり、危害を加えるよう促したりしているコンテンツ
  • 個人または個人で構成される集団を中傷、威嚇、攻撃しているコンテンツ
  • 人種、民族、宗教、障害、年齢、国籍、従軍経験、性的指向、性別、性同一性など、組織的な人種差別や疎外に結び付く特性に基づいて、個人または集団の排斥を促したり、差別を助長したり、誹謗したりしているコンテンツ
  • 過度に下品な言葉使い
  • ハッキングやクラッキングに関するコンテンツ
  • 望ましくないソフトウェアのポリシー(英語)に違反するソフトウェアやコンテンツ
  • 不正なソフトウェアやアドウェア
  • 違法な薬物や麻薬関連製品に関するコンテンツ
  • 絶滅危惧種から作られた製品を宣伝、販売、広告するコンテンツ
  • アルコール飲料のオンライン販売
  • タバコやタバコ関連商品の販売
  • 処方薬の販売
  • 武器および兵器や弾薬(銃火器、銃火器のパーツ、戦闘用ナイフ、スタンガンなど)の販売
  • 授業や講義の課題や提出物の販売、配布
  • ユーザーに報酬を提供することで、広告や商品のクリック、検索、ウェブサイトの閲覧、メールの閲覧を促すプログラムに関するコンテンツ
  • その他の違法なコンテンツ、違法行為を助長するコンテンツ、他者の法的権利を侵害するコンテンツ

また、主なコンテンツに AdSense 未対応の言語が使われているページで AdSense コードを使うことはできません。

出典: AdSense プログラム ポリシー

ほら、「タバコやタバコ関連商品の販売」って書いてある!

コンテンツ ポリシー 禁止コンテンツ」で、上記コンテンツの細目を確認することができるため、「タバコに関連するコンテンツ」の詳細も見てみます。

タバコに関連するコンテンツ
ポリシーについて
巻きタバコ、葉巻、タバコパイプ、巻紙など、タバコやその関連商品を宣伝しているページに Google 広告を掲載することは許可されません。タバコ関連のコンテンツ ポリシーに従っていないページを参照先とするリンクの掲載も、禁止コンテンツの宣伝に該当しますのでご注意ください。

許可される
・禁煙に関する情報ページ
・タバコ関連商品を販売しない情報ページ

許可されない
・主にタバコ関連商品(葉巻、巻きタバコ、電子タバコ、噛みタバコ、巻紙)を販売しているページ

※これらは一例にすぎず、他にも該当するケースがある可能性があります。

出典: コンテンツ ポリシー 禁止コンテンツ

こっちには「関連商品を宣伝しているページ」と書いてあったかー!

このように、言っていることを理解(把握)するためには、公式のソース(出どころ、根拠)を調査することが重要です。
結果、本件については争う余地がないことがわかりました。今後、当該ページにAdsense広告を貼ることはできないと確定したわけです。

……「IQOSの故障から交換までの実体験を記録した記事が宣伝に該当するの?」と思うかもしれませんが、この記事の主旨は「IQOSの交換作業は簡単だから故障したらすぐに交換しなさい」というものです。つまり、交換(継続利用)を奨めているわけです。販売やアフィリエイトはしていませんが、IQOS(のサービス)を宣伝していると捉えられるでしょう。

反対に、「IQOSの交換作業は複雑すぎるから、故障を機に禁煙しなさい」という趣旨であれば、宣伝しているとは捉えられないかもしれません。

3-3.3年ぶりに確認したらポリシーが更新されていました

2021年9月8日、3年ぶりにプログラムポリシーを確認してみたところ、内容が更新されていました。
タバコについては「Google サイト運営者 / パブリッシャー向け制限コンテンツ」の中に記載があるのみです。

サイト運営者 / パブリッシャー向け制限コンテンツでは、広告の供給が制限されるコンテンツについて規定しています。ここで言う「コンテンツ」とは、ページやアプリ上に表示されるあらゆるものを指しており、Google 広告以外の広告のほか、他のサイトやアプリへのリンクも含まれます。広告枠の制限に抵触しているコンテンツでは、有効な広告ソースが減少し、場合によっては広告枠への入札がまったく発生せず、広告が表示されなくなることもあります。このような制限に抵触していると判断されたコンテンツには、Google 広告(旧称 AdWords)から広告が配信されることはありません。そのため、Google サイト運営者 / パブリッシャー向け制限コンテンツは、収益化すること自体は可能でも、制限対象外のコンテンツより広告の供給が少なくなる恐れがあることにご注意ください。

~~~

タバコに関するコンテンツ
次のようなコンテンツが含まれます。
・タバコやタバコ関連商品の販売を促進するコンテンツ
例: タバコ、葉巻、タバコパイプ、巻紙、噛みタバコ、電子タバコ

出典: Google サイト運営者 / パブリッシャー向け制限コンテンツから抜粋

更新前のポリシーに比べるとフワッとしていますね。禁止なのか?非推奨なのか?判断が難しいところです。
私は広告を非表示にしているで(後述)問題はありませんが、タバコ関連の記事に広告を貼っている(貼ろうと考えている)人は慎重にご確認ください。

4.ポリシー違反を解消しよう

前項までで、「違反しているページ」と「違反の内容」、また、「違反のソース」を確認することができたので、ポリシー違反を解消してスッキリしましょう。

広告掲載の制限や停止を解除する方法

 

  1. 違反の修正
  2. 広告コードを残す
  3. 審査をリクエストする
  4. 1週間ほどで審査が完了する
    ※1~3日ほどで完了するケースが多いようです。
広告掲載をやめる方法

 

  1. 当該ページの広告コードを削除する
  2. Adsenseの自動広告を利用している場合、当該ページには表示しないようにする
  3. 審査はリクエストしない
  4. 10日以内にAdSense ポリシーセンター(違反措置が適用されたサイト)に表示されなくなる

私はと言うと、ポリシー違反を解消する策がないため、当該ページの広告掲載はやめることにします(もちろん、他のページにある広告は継続します)。

5.AdSenseに依存する危険性

これでポリシー違反の解消は完了しました。
少しの修正で広告掲載を再開できる人もいるでしょうし、私のように当該記事の広告掲載を断念しなければならない人もいるでしょう。ですが、どちらも小事に過ぎません。

……もしあなたが「IQOSに関する情報専門のウェブサイト」を運営していたらどうなっていたでしょう?

ほとんどのページ、または、サイト全体がポリシー違反となり、Adsense広告による収益が「0円」になります。
それまで月間10万円稼いでいようが、30万円稼いでいようが関係ありません。容赦なく「0円」になります。

AdSense プログラム ポリシー」の冒頭には次のように書かれています。

以下のポリシーは、すべてのパブリッシャー様に遵守していただく必要がありますので、よくお読みください。Google が許可しないポリシー違反があった場合、Google はサイトへの広告配信を停止したり、AdSense アカウントを無効にしたりする権利をいつでも行使できます。アカウントが無効になると、AdSense プログラムにはご参加いただけなくなります。

ポリシーは変更される可能性がありますので、更新情報は随時ご確認ください。オンラインの利用規約に記載のとおり、ここに記載される最新のポリシーを常に確認し、遵守していただく責任はパブリッシャー様にあります。ポリシーの遵守に関して例外が認められるのは、Google から承認を得ている場合に限られます。

出典: AdSense プログラム ポリシー

恐ろしいことが淡々と書かれていますね。

これを露骨に意訳するなら次のとおりです。
「Googleはポリシーを勝手に変更するけど、パブリッシャー(サイト運営者)はそれを遵守してね。遵守できないなら広告は貼らせないし、もう2度とAdsenseを使えないようにしちゃうからね」

……更新のチェックが3年ぶりなんてダメですよ。私はGoogle広告はほぼ利用していないので許されますが(苦笑)

ただし、これはAdsense広告を提供しているGoogleに限ったことではありません。アフィリエイト広告を提供している各ASPなども同じです。彼らの匙加減さじかげんひとつで、あなたのビジネス(収益)が浮き沈みするのです。
他人のふんどしで相撲を取っている限り、このリスクはずっと付きまといます。

あなたが、GoogleAdsenseやアフィリエイトに依存することにリスクを感じたなら、他者の影響を受けにくい強固なビジネスを創り上げたいと感じたなら、「マッチングビジネス」も選択肢のひとつに挙げてみてはいかがでしょうか。
「マッチングビジネス」は仲介業であり、あなたがGoogleやアフィリエイトASPのような立場になって、お客や提携業者の情報を掌握するものです。コントロールされる側からコントロールする側へと、めざましい変貌を遂げることができます。

参考記事マッチングビジネスの優位性については『マッチングビジネスの収益を6倍にする仲介業の思考』などで詳しく解説しています。

「AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポートへの対処方法」と「Adsenseなどに依存する危険性」を理解してもらえたなら、次回のシェアも楽しみにしていてください。

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