今日は、マッチングビジネスを始めようか悩んでいるあなたに向けて、「不安」についてお話します。

私宛の質問には次のようなものが多いです。

  • ウェブサイトを作ったことがない私でもできますか?
  • 誰かに何かを教えた経験がない私でもできますか?
  • 自分の知識や経験が誰かの役に立つとは思えないのですが?

……これらの質問を読む度に強く思います。

不安の正体を知らないから、不安との付き合い方がわからないんだ」と。

今日 学ぶこと

残念ながら、不安をまったく解消することは誰にもできません。どれだけ成功している人にも不安があります。重要なことは、不安を解消することではなく、不安との付き合い方を変えることです。不安のメカニズムや軽減方法を知り最初の1歩を踏み出しましょう。

それでは早速、始めましょう。

1.不安のメカニズム

1-1.不安の外的要因と内的要因

不安の原因には、外的要因内的要因があります。

外的要因の例
あなたが望もうが望まなかろうが起きること

  • 老い
  • 病気
  • 自然災害
  • 愛する人の死
  • 事故
  • 解雇

内的要因の例
あなたが行動しなければならないこと

  • 仕事(学校)に行く
  • 転職する
  • 初対面の人と話す
  • 討論する
  • 好きな人に告白する
  • マッチングビジネスを始める

外的要因と内的要因の違いは明確で、前記の通り、外的要因は「あなたが望もうが望まなかろうが起きること」であり、内的要因は「あなたが行動しなければならないこと」です。
よって、マッチングビジネスを始めようとしているあなたが抱えている不安も内的要因によるものと言えます。

そして、内的要因による不安には、3段階の症状があります。

1-2.不安の第1症状(恐れ)

現状を変えるために行動したいと思っているのに、これまでの自分には考えられないような新しい行動を恐れている段階です。

「単に面倒くさいだけ」と自己弁護する人もいるかもしれませんが、同じことです。
新しい環境、新しいステージ、新しい自分、……表現は様々ですが、「今の快適な(精神的な不安の少ない)環境」を変化させることを恐れているだけです。

1-3.不安の第2症状(拒否)

第1症状のあなたは、「現状を変えるために行動したい」という欲望と、「今の快適な(精神的な不安の少ない)環境を変化させたくない」という恐れの板挟みになっています。

だから、この不安が頭から離れません。
「やらなきゃいけないのはわかってるんだけど、でも……」や、「やってみたいとは思うんだけど、でも……」と、毎日同じ問答を繰り返します。

「でも……」の後には、冒頭で例示したような質問の言葉が続きます。

  • でも、ウェブサイトを作ったことがないから……
  • でも、誰かに何かを教えた経験がないから……
  • でも、自分の知識や経験が誰かの役に立つとは思えないから……

同じ問答を繰り返すうちに、自分に対して行動しないことの言い訳をし、いつの間にか新しい行動を拒否する段階へと症状が悪化します。

1-4.不安の第3症状(諦め)

第2症状で、新しい行動を拒否し始めてしまったあなたは不安に支配されつつあります。

これも自己弁護する人もいるかもしれませんが、「から……」の後には、次のような言葉(感情)が続きます。

  • でも、ウェブサイトを作ったことがないから、失敗したらどうしよう
  • でも、誰かに何かを教えた経験がないから、恥をかいたらどうしよう
  • でも、自分の知識や経験が誰かの役に立つとは思えないから、誰からも相手にされなかったらどうしよう
  • でも、誰かに何かを教えた経験がないから、自分が傷ついたらどうしよう
  • でも、自分の知識や経験が誰かの役に立つとは思えないから、自分のイメージが壊れたらどうしよう

「今の快適な(精神的に不安の少ない)環境」からはみ出すことを、恐れ、拒否したあなたは、新しい行動を諦めます。

「どうせ自分にはできない」と自分に対して言い訳をするだけでなく、自分を守るためという無益な落としどころをつけ、諦めるのです。

内的要因による不安のほとんどは、自分が傷つくことや、なにかを失うことを避けたいがために生じるものなのです。

諦めるだけならまだしも、「今の快適な(精神的に不安の少ない)環境」からはみ出さずに稼げそうな群衆型ビジネスに群がる人すらいるでしょう。
なぜなら、「たった2時間、○○をするだけで月収50万円!」のようなセールスコピーの群衆型ビジネスは、スタートからゴールまでが明示され、結果がコミットされているように見えるからです。
結果がコミットされているように見えるから、不安を抱えたくない人が飛びつくのです。

不安に支配され、恐れ、拒否し、諦める悪循環が身についてしまっている人は、結局、同じことを繰り返し、負のスパイラルから抜け出すことができません。

参考群衆型ビジネスについては『あなたの経験を収益化する「英雄型ビジネス」とは?』で詳しく解説しています。

2.不安の正体


不安のメカニズムを理解してももらったところで、不安との付き合い方の解説に入っていきましょう。

まずは、不安の正体です。

不安の正体は「あなたを取り囲む壁です。

冒頭で「不安をまったく解消することはできない。あなたにも私にも、どれだけ成功している人にも不安はある」と話しましたが、誰もが「不安という壁」に囲まれているということです。

「残業代バンクを運営していた私」を例にとって解説しましょう。
当然ながら、私もあなたと同じように不安を抱え、不安と付き合っている1人だからです。

マッチングビジネスを始める前の私

マッチングビジネスを始める前の私です。つまり、あなたと同じ状況ですね。
私は「不安という幾重にも重なった壁」に取り囲まれています。

不安のメカニズム

マッチングビジネスを始める前に抱えていた不安は、上図の通りです。
特に私の場合、『残業代バンク』を始める前に、「緑化に関連するマッチングビジネス」で失敗し200万円を損失していたため、正に背水の陣でした。

参考『残業代バンク』で3千6百万円の副収入を得るまでの詳しい経緯については『マッチングビジネスとは?私が稼げるようになるまでの経緯と失敗例』でお話しています。

マッチングビジネスを始めた直後の私

1つ目の壁をぶち壊し、マッチングビジネスを始めた私です。
※あなたにも同じような気持ちを持ってもらいたいため、「ぶち壊す」という敢えて乱暴な表現を用いています。

しかし、1つ目の壁の外側には、次の壁(不安)が待ち受けていました。
ここでも、新しい行動をするか?諦める(恐れる、拒否する)か?の選択を迫られます。

不安のメカニズム

マッチングビジネスを始めた直後に抱えていた不安は、上図の通りです。
私の場合、始める前の悩みなどまったく比較にならないくらい深刻な時期でした。『残業代バンク』は士業と密接に関わるものでしたが、弁護士会や社会保険労務士会連合会から警告書なるものが届き、撤退を迫られることもありましたから。

マッチングビジネスの収益が安定した頃の私

2つ目の壁をぶち壊し、マッチングビジネスの収益が安定した頃の私です。

しかし、2つ目の壁の外側には、次の壁(不安)が待ち受けていました。
ここでも、新しい行動をするか?諦める(恐れる、拒否する)か?の選択を迫られます。

不安のメカニズム

マッチングビジネスの収益が安定した頃に抱えていた不安は、上図の通りです。

「ビジネスが安定すれば不安はなくなるんじゃないか?」と考えている人がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
ビジネスがどの段階であろうが、どのような状況であろうが、あなたの周囲には不安という壁が存在します。むしろ、不安は大きくなるばかりと言っても過言ではありません(だってビジネスの規模が大きくなり、知名度が上がれば、責任も増しますから)。

このように、あなたは常に不安という壁に囲まれ、それをぶち壊して、少しずつできることを増やしていくしかないのです。
壁をぶち壊し、できることを増やすことによって、「快適な(精神的に不安の少ない)環境」が広がっていくのです(しかし、壁がなくなることはありません)。

「経済的に自由になろう」や「時間に縛られない仕事をしよう」のようなセールスコピーがありますが、これは不安がまったくなくなるわけではありません。
「快適な(精神的に不安の少ない)環境」を広げることによって、自由に動き回れるスペースが広がっていくということなのです。

3.あなたの不安を軽減する3つの方法

3-1.傷つかないことを恐れる

あなたが、「ビジネスの規模が大きくなるにつれ不安が大きくなる」という点に注目してしまったなら、「不安が大きくなるくらいなら今のままでいいや」と感じたかもしれません。

しかし、注目すべき点はそこではありません。
注目すべきは、「不安という壁をぶち壊し、できることを増やすことによって、快適なスペースが広がっていく」という点です。

「自分が傷つく・・・こと」を恐れるのではなく、「自分が傷つかない・・・・・こと」を恐れなければならないのです。

ここまでにお話してきた通り、快適なスペースを広げていくには、幾重にも重なった不安(壁)をぶち壊していかなければなりません。
しかし、壁をぶち壊さなければ、あなたは(精神的に不安は少ないかもしれないが)いつまでも狭いスペースでしか活動できません。当然、自由を感じることもできません。

仕事帰りに安価な居酒屋に寄り、上司の愚痴を言い合うことでストレスを発散する行動は、あなたを傷つけない代わりに、スペースを広げることの役にも立ちません。

しかし、仕事帰りに高価なセミナーに参加し、成功している人の話を聞き、志の高い人と交流する行動は、スペースを広げることを助けてくれます。
知らない人が集まる場所に行くという不安(壁)をぶち壊し、さらには、知識のある人たちとの交流(会話)によってあなたが傷つくかもしれない代わりにです。
※高価なセミナーや異業種交流会を奨める意図はありません。あくまで一例です。

傷つく(傷つくかもしれない)新しい行動だけが、あなたの人生を豊かにするスペースを広げてくれるのです。

3-2.失敗など存在しないことを知る

仕事帰りに高価なセミナーに参加したあなたが、知識のある人と次のような会話をしたとします。

知識のある人:
やっぱり、マーケティングではLTVを重要視しなければならないよね。目先のCVRだけ追いかけても大きくは稼げないよね。

あなた:
……え、まあ、そうですね(苦笑)

知識ある人:
私は、LTVの計算には新規顧客数までを含めるべきだと思うけど、どう思いますか?

あなた:
……え、まあ、そうですね。含めるべきですよね(苦笑)。

セミナーや交流会に限らず、このような苦い経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

では、セミナーに参加したことは失敗でしょうか?
「あんな恥をかくなんて、やっぱり行かなければよかった、失敗だった」と否定すべきでしょうか。

いいえ、失敗など存在しません。
「LTVとか、LTVの計算がなんとかって言ってたな、なるほど、それが今のマーケティングの主流なのか!行ってよかった!」と肯定すべきです。

マッチングビジネス(残業代バンク)を始めた直後の私もこのような「苦笑」の連続でした。

特に『残業代バンク』にとって初めてのお客(相談者)は忘れることができません。
……今だから話せることです。

この相談者と社会保険労務士との初回面談には私も同行しました。
なぜなら、マッチングした社会保険労務士には、残業代請求の実務経験がなかったからです。もちろん、私にも経験がありません(初めてのお客ですから)。

しかも悪いことに、相談者が突然、数時間後に雇用主と残業代に関する面談を控えていることを明かしたのです。「専門家(私たち)のアドバイスを受けたらすぐに雇用主との面談に行こうと思って」と。
事前に聞いていた相談内容からすると、未払い残業代の額は200万円以上でしたから、相談者が私たちに寄せている期待感は半端ではなかったはずです。

……私が、その場から逃げ出したいとどれだけ思ったことか。

相談者からの質問にはしどろもどろで回答し、また、「こういう時はやっぱり録音じゃない?」と新宿駅西口の某家電量販店までICレコーダーを買いに走り、「とにかく即決即答しないで持ち帰ってきてください」とアドバイスしましたが、相談者の表情から期待感が消え、不信感があらわになっていたことは言うまでもありません。

(一応結果もお話しておくと、その相談者は9ヵ月後に相場以上の残業代を回収し、とても感謝され、規定報酬に加え、個人的に夕食までご馳走していただきました)

見方によっては、私や『残業代バンク』の評価を傷つけるものであったかもしれません。
だからといって、「あんな恥をかくなんて、面談に同行しなければよかった」、「もっと経験のある社会保険労務士を紹介すべきだった」と否定すべきでしょうか。

いいえ、失敗など存在しません。
「同行したから、相談者のリアルな心境、相談者が私たちに求めていること、どういう順番で説明したら理解してもらえるのか、そもそも面談時にはどういう下調べが必要だったのかなどを知ることができた!次はもっと上手くやれる!」と肯定すべきなのです。

このように、新しい行動には、必ず、否定と肯定の両面があります

マッチングビジネスを始めるあなたはどうでしょうか?

ウェブサイトを作ったことがないから、上手く作れなかった。
否定)だから、やならければよかった
肯定)大体の仕組みはわかったから、次は上手く作れる!こんな簡単に作れるならもっと早くやるべきだった!

誰かに何かを教えた経験がないから、恥をかいた。
否定)だから、やらなければよかった
肯定)話すスピードが速すぎて、伝えたいことの半分も伝わってなかったな。コンテンツの範囲をもっと狭くしよう!

自分の知識や経験が誰かの役に立つとは思えない。
否定)だから、やらなければよかった
肯定)皆が知りたいポイントを読み違えていたな、次はそのポイントを重点的に教えよう!参考事例を知りたいという意見もあったな!

新しい行動の結果、あなたの不安が的中するような事態が発生してしまうかもしれません。

あなたが、その事態を否定すれば、それは失敗です。
あなたが、その事態を肯定すれば、それは失敗ではありません。

私はいつも、「ビジネスを最速で成功させる方法はとにかくやってみること」、「まずはやってみて間違いを修正していく方法(トライアル・アンド・エラー)が最速」とお話しますが、まったく同じことです。

私の、初めてのお客との間に起きた事態は、『残業代バンク』の仕組み作りを一気に加速させました。
この事態を経験し、肯定しなければ、相談者目線の仕組みに気付くまでに多くの時間を必要としたでしょう。

新しい行動によって発生した事態を肯定する習慣を付ければ、あなたの人生から失敗がなくなります。

3-3.新しい友人をつくる

上記2つの方法は、あなた自身の考え方を変えることで不安を軽減するものでした。
それでも、なかなか考え方を変えることができない人には、この方法をお奨めします。

『アクエリアン革命 ′80年代を変革する「透明の知性」』という書籍の中で著者のマリリン・ファーガソンはこう言っています。

荒れ狂う川を渡るには、今までに橋を架けたことのある人、絶望や無気力の淵を越えた経験のある人に一緒にいてもらうといい

簡単に言ってしまえば、「成功するためには、成功したことがある人、どん底から這い上がったことがある人と一緒にいるべきだ」ということですね。

できることなら、あなたのはるかに先を進んでいる人がよいでしょう。
現実的に難しいのであれば、少し先を進んでいる人でも構いません。

あなたより先を進んでいる人たちは、(少数の例外はいるかもしれませんが)突然の連絡や問い合わせにも真摯に対応してくれます。
事実、私も、熱意のこもった問い合わせは大歓迎です。むしろ、私を頼って連絡してきてくれた人に対しては、絶対に成功してもらいたいとすら感じます。

これも、「もしかしたら迷惑がられるかもしれない」という不安(壁)をぶち壊し、連絡するという新しい行動を起こした人だけが得られるものですね。

あるいは、精神的な支えという観点のみで言うなら、コミュニティのようなものに属するのもよいでしょう。
「○○スクール」や「○○塾」のようなインターネット上のコミュニティが流行る理由のひとつは、橋を架けたことのある人が主催するコミュニティに加入することによって、その人に一緒にいてもらい、不安を軽減したいと思う人が多いからです。

なお、これら3つの方法をすべて実践することがベストですが、それはあなたの考え方にお任せします。

但し、もしあなたが「誰にも頼らないで成功してやる」と考えているのであれば、それは傲慢と言えます。
「学ぶ」ことは「真似る・まねぶ」ことです。
なにかしらで成功したことがある人ほど、「誰かを真似ることによって成功までの道中にある障害を事前に取り除けるのであれば、それがどれほど楽で、どれほど速いか」を知っています。時間ほど大切なリソース(資源)はないからです。

4.最後に


今日の解説は、マッチングビジネスを始めようか悩んでいるあなた、不安を抱え最初の1歩を踏み出せない人、それぞれにメリット・デメリットがあるような選択肢に悩んでいる人に向けたものでした。

残念ながら、不安をまったく解消することは誰にもできません。
なぜなら、あなたも私も、どんなに成功している人であっても、常に不安という壁に囲まれているからです。
あなたが進化していくためには、この不安という壁をぶち壊し続けなければならないからです。

でも、恐れることはありません。

不安という壁をぶち壊した結果に失敗はありません。
あなたが発生した事態を(否定せずに)肯定するのなら、どのような新しい行動であっても、行動を起こした瞬間に成功が確約されているのです。

あなたが最初の1歩を踏み出すきっかけになったのなら、次回のシェアも楽しみにしていてください。