今日は、「無料ブログ有料ブログ」についてお話します。

……「無料ブログと有料ブログ、どっちをつかえばいいの?」という質問を受けることがありますが、これに(私の中では)議論の余地はありません。

私は、「有料ブログ」を推奨しています。
ブログ、マッチングサイト、その他のウェブサイト、いついかなるときも「有料ブログ」一択です。

そんな私の持論をまとめておきます。

なお、このページで言う「無料ブログ」と「有料ブログ」の違いは次の通りです。

無料ブログ:無料ブログシステムを利用したブログ(アメーバブログ、はてなブログ、FC2ブログなど)。

有料ブログ:無料ブログシステムを利用せず、有料のレンタルサーバーや、有料のドメイン(独自ドメイン)を利用したブログ。

今日 学ぶこと

このページを読んでいるあなたのような勤勉な人がブログ(マッチングサイト含む)を作るなら「有料ブログ」一択です。「無料ブログ」をつかってはいけません。

それでは早速、始めましょう。

1.ブログの基礎知識


「有料ブログ」を推奨する理由、言い換えると、「無料ブログ」をつかってはいけない理由をスムーズに理解してもらうためには、ブログの基礎を押さえておかなければなりません。
基礎知識として、サクッと理解しておいてください。

1-1.ブログとは?

ブログ(blog)」とは、「ウェブログ(Web Log)」の略語です。
「Web Log → weblog → blog」ですね。

「ブログ」はウェブサイトの形式のひとつですが、その定義は変化してきました。

もともとの定義は、ウェブログという名称からも想像できるように、「ウェブをログ(記録)するもの」でした。
気になったウェブサイトを、自分の意見や感想を付記して保存したり紹介したりするウェブサイトがブログと呼称されていました。

2002年頃から日本でも普及し始め、2008年頃には「アメーバブログ(通称:アメブロ)」の有名人ブログが異様な盛り上がりを見せましたね。
若槻千夏さん、中川翔子さんらのブログを読んでいた人も少なくないかもしれません。短い記事を1日に何度も投稿するスタイルが特徴的でした。

この頃から、ブログの定義は「ウェブをログするもの」ではなく、「自分をログするもの」に成り変わってきます。
ウェブサイトを紹介する手段ではなく、自分を演出(セルフプロデュース)する手段として認知されるようになります。

一方、「Twitter(日本語版)」のサービスが開始されたのも2008年でした。
「Twitter」の登場により、少しずつではありますが、短い記事は「Twitter」、長い記事は「ブログ」という使い分けもされるようになります。

このような変化を経て、昨今のブログの定義はとても曖昧なものになっています。
明確にする必要があるとも思いませんが、敢えて定義づけるなら「セルフプロデュースのために、価値のある情報を頻繁にログするもの」と言えます。

1-2.ブログはストック型メディア

フロー型メディア」と「ストック型メディア」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

各メディアを分別すると次の通りです。

  • フロー型メディア:TwitterやFacebook
  • ストック型メディア:ブログやマッチングサイト

TwitterやFacebookの投稿は、時間の経過とともに下方に流れていきます。
投稿の価値は、投降した瞬間が最高であり、下方に流れるにつれ低下し、誰の目にも留まらなくなったところでその価値のほとんどを失います。
Googleの検索結果に表示されることもありません(Twitter内、Facebook内で検索すれば表示されます)。

「投稿が流れる」から「フロー型」と呼称されます。

一方の、ブログやマッチングサイトの投稿(記事)は、まったく反対の動きをします。
記事の価値は、投稿した瞬間が最低であり、時間が経つにつれ上昇し、Googleの検索結果で上位表示されたところでその価値は最高に達します。
その価値は維持され、Google検索などから安定した量のアクセスを集め続けます。

「記事を蓄える(ことによるメリットが大きい)」から「ストック型」と呼称されます。

補足「フロー型メディア」と「ストック型メディア」のどちらが優れているという話ではありません。
あなたは「ストック型メディア」であるブログやマッチングサイトを作っていくわけですが、その集客を加速するために「フロー型メディア」というツールの活用が必要になることもあります。用途や目的が違うというように捉えてください。

1-3.ブログを運営するために必要な3つのもの

あなたがブログを運営(インターネット上に公開)するために必要なものは次の3つです。
ブログやマッチングサイトに限らず、すべてのウェブサイトにおいて共通です。

  1. サーバー
  2. ドメイン(URL)
  3. ウェブサイト

どれも見聞きしたことのある言葉だと思いますが、特に「サーバー」と「ドメイン」を混同しないように注意してください。これらは別物であり、(有料ブログの場合)それぞれ契約する必要があります。

例えるなら、次の通りです。

ブログの構築

「サーバー」という土地に、「ドメイン(URL)」という住所を指定し、「ウェブサイト」という店舗を建てる。
この3つが揃うことで、あなたのブログを開店することができるのです。

ブログの構築

2-4.URL、アドレス、ドメインの違い

よい機会なので、「URL」「アドレス」「ドメイン」の違いも簡単に解説しておきましょう。

URLとは?アドレスとは?

URLとは「Uniform Resource Locatorユニフォーム リソース ロケータ」の略です。
……もっとも、何の略か?など覚える必要はありません。テストにも出ません。

URLはインターネット上の詳しい住所」であり「URLとアドレスは同じ意味」と覚えておけば構いません。

URL(アドレス)の例

  • 当ブログ『HERO Biz(ヒーロービズ)』のトップページ https://hero-biz.com
  • あなたが読んでいるこのページ https://hero-biz.com/paidblog

ドメインとは?

まずは表面的な解説からします。
ドメインとは、「○○.com」「○○.net」「○○.co.jp」のようなものを指します。

当ブログで言えば、次の  部分がドメインです。

  • https://hero-biz.com
  • https://hero-biz.com/paidblog

そして、ドメインに、住所の詳細(  部分)を付け加えたものがURL(アドレス)になります。

表面的には、次のように理解してください。
ドメイン:住所(一般的にはトップページの住所)
URL(アドレス):詳しい住所(各ページの住所)

ドメインの例

  • 当ブログ hero-biz.com
  • アメブロ official.ameba.jp または ameblo.jp
  • はてなブログ hatenablog.com

表面的に理解してもらったところで、本質的な解説もしておきましょう。

IPアドレス」をご存知でしょうか。例えば「183.90.242.52」のように数字を「.(ドット)」で区切ったものです。

実はインターネット上の住所はすべてこの「IPアドレス」で指定されています。ウェブサイトだけでなく、例えば、あなたが利用しているパソコン(ネット回線)にもIPアドレスが割り振られています。

しかし、当ブログの住所が「183.90.242.52」だったらわかりにくい(覚えにくい)ですよね。

だから、「数列(IPアドレス)」を「わかりやすい文字列(ドメイン)」に、つまり、「183.90.242.52」を「hero-biz.com」に変換するのです。

「ドメイン」とは、「IPアドレス(本来の住所)」をわかりやすく変換したものなのです。

補足変換する仕組みを「DNS(Domain Name Systemドメイン ネーム システム)」と呼称します。サーバーの設定などで目にすることもあると思います(覚えなくても構いません)。
補足基本的には、ひとつのドメイン(サーバー)に、ひとつのIPアドレスが割り振られます。但し、マルチドメイン対応のレンタルサーバー(ひとつのサーバーに複数のドメインを設定できる)を利用すると、複数のドメインに、ひとつの同じIPアドレスが割り振られる形になります。もっとも、最近ではマルチドメインに対応していないサーバーを見つける方が難しいですし、GoogleのMatt Cuttsマット・カッツ氏(2016年12月31日同社を退職)も「複数のサイトを同じIPアドレスのサーバーで運用してもペナルティを受けるというのはまずありえない」とコメントしています。

2.ブログは不動産


ブログの基礎知識をサクッと理解してもらったところで、本題に入っていきましょう。

2-1.ブログは不動産

繰り返しですが、私はいついかなる時も「有料ブログ」を推奨しています。マッチングサイトではなく、いわゆる普通のブログを作る際であってもです。

それは、なぜか?

SEO対策とか、サーバーのスペック(性能や容量)とか、そういう理由ではありません。
それらは「有料ブログ」の中での比較です。「どの有料サーバーが安定しているかな?」「どのウェブサイトがSEO対策に優れているかな?」のように。

「無料ブログ」と「有料ブログ」を分かつ理由は、もっと根本的な理由です。

それは……

ブログは不動産」だからです。
※ブログの進化形である「マッチングサイト」ももちろん不動産です。

イメージしてください。

あなたは、賃貸用のアパートやマンションを所有しているとします。
部屋が満室になるまでは、集客のためのマーケティング(営業活動)に尽力します。
しかし、満室になってしまえば、多少のメンテナンスをするだけで継続的な収入が発生します。

ブログの運営はこれにとてもよく似ています。

あなたは、商品(サービス)を販売するためのブログやマッチングサイトを所有しているとします(これからそうなるわけですが)。
商品が売れ始めるまでは、集客のためのマーケティングに尽力します。
しかし、売れ始めてしまえば、多少の修正をするだけで継続的な収益が発生します。

ね、よく似ていますよね。

異なる点があるとすれば、不動産を所有するために必要なものはお金であり、ブログを所有(構築)するために必要なものは記事である、というところだけです。

先に解説した通り、ブログは「ストック型メディア」です。
「フロー型メディア」のような一時の価値ではなく、「ストック型メディア」として永続的な価値を持つのです。

だから、「ブログは不動産(資産)」なのです。

2-2.ブログの所有権を守れ

「ブログは不動産」ですから、不動産と同等に扱わなければなりません。

もっと具体的に言いましょう。

ブログの権利関係(所有権など)を脅かす要因は徹底的に排除しなければなりません。
不動産の所有権となれば誰もが細心の注意を払うにもかかわらず、同等であるはずのブログの所有権となるとなぜか注意を怠ります。

……答えが見えてきましたでしょうか。

そうです、「無料ブログ」では所有権を守れないのです(守れないというより、最初から所有権を与えられない)。

所有権を守れない(所有権がない)ということは、あなたが時間を割いて書き溜めてきた記事(資産)が一瞬にして消えてしまう可能性すらあるということです。

……ピンと来ず、危機感を持てない人のために、私が稼いできたマッチングサイト『残業代バンク』を例にして警告しましょう。

『残業代バンク』は、私に年間7,000,000円の副収入を与えてくれたこともあります。それだけでも家族4人が不自由なく暮らしていけるほどの額です。

それほどの収益を生み、且つ、少なくとも数年は同程度の収益を生み続けるブログ(マッチングサイト)が、突然、何の前触れもなく、何の補償もなく、もちろんあなたの許可も得ずに、どこかに消えてしまったらどうでしょうか。

……私なら発狂する自信があります。

仮に、年間7,000,000円のマッチングサイトではなく、月間30,000円(年間360,000円)の広告収入を生むブログであっても同じですよね。

参考『残業代バンク』については『私が3千6百万円を稼いだマッチングビジネスの収益を大公開!』で公開しています。

3.「無料ブログ」では所有権を守れない理由


論より証拠、例として、「アメブロ」と「はてなブログ」の利用規約から、無料ブログでは所有権を守れない理由を抜粋します。

※いずれも2019年11月4日現在の利用規約から抜粋。

アメブロ 利用規約(抜粋)

  • 第8条第3項 当社は、会員が以下のいずれかの事由に該当する場合、又はその恐れがあると当社が判断した場合、会員へ事前に通告・催告することなく、かつ会員の承諾を得ずに、当社の裁量により直ちに、当該会員に対して、本サービスの全部又は一部の利用停止、退会処分、その他当社が適切と判断する措置をとることができるものとします。
  • 第8条第5項 当社は会員に対して、第3項に定める措置の理由を開示する義務を負わないものとします。
  • 第13条第4項4号(禁止事項) 当社の承諾のない商業行為

出典: Ameba利用規約

はてなブログ 利用規約(抜粋)

  • 第2条第5項 当社は、以下の各号のいずれかに該当する場合は、当社の判断によって、登録ユーザーとなろうとする者についてはユーザー登録を承認せず、既にユーザー登録が承認された者については、本サービスの一部および全部の利用制限、または、ユーザー登録の取り消しを行い、以降一切の本サービス利用をお断りすることがあります。 また、それによりユーザーまたは第三者が被った損害に関し、当社は一切の責任を負いません
  • 第6条第3項 ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような本サービス利用上不適切な行為を行ってはなりません。
    • 宣伝や商用を目的とした広告・勧誘その他の行為。ただし、当社が各サービスのヘルプに別途定める場合はその限りではありません。

出典: はてな利用規約

……「そもそも、商用利用が禁止されているじゃん?」という声も聞こえてきそうですが、よく読むと、含みを持たせた但し書きがされていますよね。
「当社の承諾のない商業行為はダメ」とか、「当社が各サービスのヘルプに別途定める場合は商用を目的としてもいいよ」とか。

しかし、その基準は明示されていません。ブラックボックス(中身がどうなっているかわからないもの)なのです。

つまり、よくわからない基準によって、あなたのブログが削除(退会処分、登録の取り消しなど)される可能性があるということです。

これって、とても怖いことですよね。

逮捕されたときは、例えば「刑法○条の○○罪に該当するから」と理由が明示されます。
だから、人は法律を遵守して生活しています。

でもブログを削除されたときは、「利用規約に違反したから削除しました、詳しい違反内容は教えないけどね」と理由を明示してもらえないのです。
これでは、何を遵守してブログを運営したらよいのかわかりません……。

なお、インターネット上には、「アメブロで削除されない方法」や「はてなブログの利用規約の説明(抜け道)」などを説明している記事もありますが、それを参考にすべきは「何年も前から利用していて、いまさらブログシステムを変更できない人」だけです。

そうでもなければ、敢えて危険な橋を渡る理由はひとつもありません。
少しの費用で済むなら(後述)、「有料ブログ」をつかわなければならないのです。

4.「有料ブログ」を推奨する他の理由


「無料ブログでは所有権を守れない理由」を解説しましたが、その他いくつかの比較もしてみます。

「所有権を守れない」時点で「無料ブログをつかう」という選択はあり得ませんが、他の理由を知っておいて損はありませんので。

4-1.手軽さ

最初に、「無料ブログ」が「有料ブログ」に勝る唯一の点をお話しておきます。

「無料ブログ」は、会員登録するだけで、すぐにブログ作りを始めることができます。
なぜなら、「サーバー」「ドメイン」「ウェブサイト」、ブログを運営するために必要な3つがすべて用意されているからです。

この手軽さが、「無料ブログ」の最大の売りです。
(お金がかからないという売りもありますが、月間1,000〜2,000円程度の話です)

一方の「有料ブログ」は、「サーバー」「ドメイン」「ウェブサイト」、それぞれをあなた自身で契約しなければなりません。

ただし、契約と言っても、誰かに会ったり、書類にサインしたりなどの作業は不要です。
「無料ブログ」に比較すれば手間がかかりますが、一般的には十分に手軽と言えます。

有料ブログの契約例
詳しくは『マッチングビジネス講座』で解説していますが、私のお奨めは次のとおりです。

サーバーエックスサーバー
※「エックスサーバー」では「独自ドメイン無料キャンペーン」などを実施していることがあるため、ドメイン取得の前にキャンペーン情報をチェックしましょう。

ドメインスタードメイン

ウェブサイト(テーマ):お奨めのテーマは『マッチングビジネスにお奨めのワードプレス・テーマ【4選】』で解説しています。

ウェブサイト(テーマ)とは?

前記お奨め契約例に「テーマ」という言葉が登場しました。新しい言葉ですので、解説しておきます。

ブログを運営するために必要なものは「サーバー(土地)」「ドメイン(住所)」「ウェブサイト(店舗)」と表現しました。

「無料ブログ」の場合、無料ブログシステムを利用して記事などを書いていきます。
例えるなら、アメブロやはてなブログというショッピングモールの一画に、テナントとして出店するということです。

一方の「有料ブログ」の場合、利用できるブログシステムが用意されているわけではないため、自分で店舗を新築するということです。

ブログの構築

自分で店舗を新築する場合、次の2つが必要です。

  1. WordPress(ワードプレス)
    ウェブサイト(ブログ含む)や簡単に作成できるシステム。無料。
    実際の工事で言うところの「基礎工事」や「躯体工事」。
  2. テーマ
    「WordPress」にインストールして、ウェブサイトをデザインするシステム。
    SEO対策に優れたもの、デザインに優れたものなど多種多様だが、機能、デザイン、人気などが高いものは有料であることが多い。
    実際の工事で言うところの「外装工事」。

※新築の方法は「WordPress」以外にもありますが、こだわりや知識がないのであれば「WordPress」を利用しましょう。

4-2.ドメイン(ドメインパワー)

「無料ブログ」と「有料ブログ」の比較に話を戻しましょう。

仮にですが、時代が変わり「無料ブログでも所有権を守れる」となった場合でも、私は「無料ブログ」をつかわないでしょう。
なぜなら、この「ドメインパワー」に関するデメリットがあるからです。

ドメインパワーとはなにか?

クローラー(Googleなどの検索エンジンがインターネット上の情報を収集するためのプログラム)は、インターネット上を巡回し、各ブログ(ウェブサイト)のSEOや、信頼度を評価しています。

この信頼度こそが「ドメインパワー」です。
つまり、「ドメインパワー = 検索エンジンからの信頼度」と言えます。

ドメインパワーが強いブログと弱いブログでまったく同じ内容(文章)の記事を書いたとすれば、ドメインパワーの強いブログの記事の方が、早く、確実に、上位表示されます。

なお、傾向として、次のようなブログはドメインパワーが強いです。

  • 記事数が多い
  • 記事の質が高い(文字数が多い)
  • 記事がユニーク(独自)
  • 他のウェブサイトからの被リンクが多い
  • 運営期間が長い

もっとも、ドメインパワーを強くする小手先のテクニックなどはありません。
きちんと運営していれば、結果的についてくるものですので、気を揉む必要はありません。

補足ドメインパワーは、各検索エンジンなどが独自の基準によって評価しています。また、Googleがドメインパワー計測ツールを公開しているわけでもありません。
ですから、あなたが自分のブロの真のドメインパワーを知ることは難しいでしょう。
しかし、目安であれば『SmallSEOTools』などで調べることができます。
SmallSEOTools』では、URLを入力して「Check Authority」をクリックすると各指標を見ることができます。

さて、なぜドメインパワーの話をしたのか?

あなたが「無料ブログ」をつかってブログを開設した場合、トップページのURLは次のようになります(  部分がドメイン)。

アメブロ:https://ameblo.jp/○○
はてなブログ:http://○○.hatenablog.com/

※○○はあなたが自由に決められる。
※はてなブログは、他のドメイン「hatenablog.jp」「hateblo.jp」などから選択可能。

ショッピングモールの一角にテナントとして出店するわけですから、住所にショッピングモールのものが入るのは当然ですね。

一方、「有料ブログ」の場合は、トップページのURLは次のようになります。

当ブログ:https://hero-biz.com

……わかりますでしょうか。

「無料ブログ」の場合、あなたがどんなに質の高い記事を書いても、どんなに多くの被リンクを獲得しても、「ameblo.jp」や「hatenablog.com」のドメインパワーが強くなるだけなのです。
「https://ameblo.jp/○○」というURLの評価は高まりますが、ドメインパワーという観点からの大きな恩恵を受けるのは無料ブログシステムの提供会社です。

しかし、「有料ブログ」であれば、あなたの独自ドメインのドメインパワーが強くなります。
この恩恵を受けるのはあなた(あなたのブログ)です。

私の本性を露呈するようで恥ずかしいですが、私は会社員時代にこう思っていました。

「俺がどんなに働いて、どんなに成果を出しても、儲かるのは社長でしょ?」と。

もちろん、例えば昇給するなど、私にも少しの恩恵はあるかもしれませんが、「起業して、自分の成果をすべて、ダイレクトに享受(受け取って自分のものにすること)したい」と考えていたのです。

このドメインパワーの話も同じです。

「無料ブログ」のドメインパワー強化の恩恵を受けるのは、無料ブログシステムの提供会社です。
ドメイン(パワー)は提供会社の資産になります。

「有料ブログ」のドメインパワー強化の恩恵を受けるのは、あなたです。
ドメイン(パワー)はあたなの資産になります。

どうせやるなら、まずは、自分が恩恵を受けられる(儲かる)仕組みにしませんか。

4-3.費用

「無料ブログ」は、お金がかかりません。

「有料ブログ」にかかるお金(目安)は次の通りです。

サーバー:年額12,000円 ※初期費用として別途3,000円
ドメイン:年額1,500円
ウェブサイト(テーマ):0~30,000円 ※最初に一括払いで購入

サーバーとドメインの維持にかかる費用は、消費税を含めても年額14,000円ほどです。
「年間7,000,000円の収入を与えてくれるマッチングサイト(残業代バンク)」や「年間360,000円の広告収入を与えてくれるブログ」がいつ削除されるかわからないストレスを抱えるくらいなら、年額14,000円など安いものだと思いませんか。

5.最後に


「ブログは不動産(資産)である」、これはとても重要な価値観です。

この価値観を持っていれば、低品質な記事を書くこともなくなるでしょう。
なぜなら、あなたが書く記事は、数ヵ月後も、数年後も、もしかすると数十年後も、あなたに収益をもたらしてくれる可能性を秘めているからです。

そんな大切な不動産(資産)であるにもかかわらず、どうして妥協した記事が書けるのか?私には理解できません。
(今お読みいただいている長文記事も、時間を割き、努力して書いたであろうことは伝わっていると思います)

……余談ですが、私が運営しているブログなどのウェブ資産は、いずれ、自分の子供に譲渡するつもりです。
娘は9歳、息子は4歳ですから、10年以上先になりますが。

例えば、「Google AdSense(グーグル アドセンス)」の広告収入だけで月間10万円の収益を生むブログであるとしましょう。
娘か息子かが多少の修正をするだけで、月間10万円、年間120万円の収入を与えてくれるということです。

これって、不動産の相続とまったく同じではないでしょうか。よくわからない相続税などが発生しない分、とても柔軟な資産と言えます。……もっとも、ウェブ資産にも相続税が課される時代もそう遠くないと思いますが。

「10年後も今と同じような価値があるあるとは限らない」と思うかもしれませんが、それはむしろ不動産(土地建物)の方です。

あなたが作るブログ(マッチングサイト)も、あなたが所有していれば、息子さんや娘さんに譲渡することができるのです。
夢のある話だと思いませんか!

「ブログは不動産(資産)」という価値観に共感してもらえたなら、次回のシェアも楽しみにしていてください。

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