あなたは情弱(情報弱者)ではありませんか?
「いきなり、なに?」と思うかもしれませんが、これはとても重要な質問です。
あなたが情弱であるなら、マッチングビジネスやブログ運営で成功することは困難だからです。
情弱でいる限り、上位表示される記事や、読者に専門家と認識される記事を書くことはできません。
しかし、安心してください。
たったひとつの能力を高めるだけで、情弱から情強(情報強者)に進化することができます。
情強にあって、情弱にないもの、それは「検索力」です。
情弱と評価されてしまう人は共通して検索力が低いのです。
というわけで、今日は「検索の重要性」と「検索力を高めて専門的な記事を書く方法」についてお話していきます。
情弱の共通点は「検索力の低さ」。検索力を高めれば、上位表示される記事や、読者に専門家と認識される記事を書けるようになります。そもそも、情報化社会における「検索力の低さ」は致命的です。検索しない人は損をするだけです。
それでは早速、始めましょう。
このページの目次
1.情弱とは?
「情弱」とは「情報弱者」の略です。
情弱とは、情報資源に満足にアクセスできない人や、情報を充分に活用できない人を指す俗称である。
コンピュータやインターネットが発達・普及している、現在の高度情報化社会においては、得られる情報の量や質の差が、社会的、経済的な格差を生みやすい。この格差は情報格差などと呼ばれる。この格差において不利な側に位置する人が情弱と呼ばれる。
なお、これまでは、ITインフラの整備度合いなどが、情弱であるか否かを左右する大きな要因となっていた。最近では、インターネットは利用できるものの、ITリテラシーが低いために、自分で検索を行わず、Q&Aサイトや電子掲示板などで初歩的な質問をするようなユーザーに対して、ののしる意味で用いられる場合も多い。
出典: weblio辞書
元々、情弱とは「情報環境がよくない人(インターネットなどのインフラが整っていない、テレビ番組が数日遅れて放送されるなど)や、それによって損をしている人」を指す言葉でしたが、昨今では「情報環境が整っているにもかかわらず自分で検索しない人、溢れる情報を取捨できず損をしている人」を指すものになってきました。
つまり、情弱とは次のような人を指す言葉として浸透しています。
- 検索しない人(わからないことを積極的に検索する習慣がない人)
- 情報を取捨できない人(溢れる情報の中から必要なものを見つけられない人)
どちらも「検索力が低い」と言えます。
積極的に検索する習慣がない人は、検索力が低いです。
必要な情報を見つけられない人は、検索力が低いです。
2.日常生活における検索の重要性
「情弱は損するの?」と疑問を感じる人のために、まずは、身近な具体例をいくつか挙げましょう。
どの例も、積極的に検索せず、必要な情報を収集できないために被る損ですから、検索の重要性を感じてもらえると思います。
2-1.クレジットカード
クレジットカードは利用額によってポイントが付与(還元)されますが、この還元率は平均0.5%ほどです。しかし、中には、2%を超える高還元率のものも存在します。
日本人のクレジットカード平均利用額は月間60,000円(年間720,000円)ほどと言われていますが、還元額にどの程度の差が出るのでしょうか。
還元率0.5%の場合、還元額は年間3,600円分です。一方、還元率2%の場合は年間14,400円分が還元され、その差額は10,800円です。
高還元率のクレジットカード情報を検索しないから、年間10,000円以上の損をしているのです。
2-2.ネットショッピング
今や、実店舗とネットショップには著しい価格差があります。実店舗で下見をして、ネットショップで購入するという人も多いのではないでしょうか。
日本では、ネットショップの方が安い商品の割合が45%であり、その価格差は平均13%にもなります。
※米マサチューセッツ工科大学のロベルト・カバロ准教授が、2014~2016年にかけて行った調査による。
つまり、日本で出回っている商品の半分近くが、ネットショップで買った方が13%前後も安いのです!
例えば、実店舗で150,000円で販売されている洗濯機は、ネットショップでは130,000円ほどで販売されている可能性もあるということです。
また、ネットショップ間においても価格差がありますから、大手ECサイト(amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)間の比較、価格比較サイト(価格.comなど)での調査くらいはするべきです。
すべての商品に著しい価格差があるわけではありませんが、特に大きな買い物をする場合、検索による価格の比較をしないから、1回当たり数万円の損をしているのです。
2-3.詐欺
「うまい話には裏がある」という表現がありますが、事実、うまい話のほとんどは詐欺です。
ですから、うまい話を持ちかけられてもすぐに飛びつかず、まずは検索しましょう。
おそらく同じようなうまい話(詐欺)に関する情報を見つけることができるはずです。
検索による有益情報の取捨(見極め)ができないから、詐欺に引っかかり損をする可能性が比較的に高いのです。
2-4.教えてちゃん、教えてくん
インターネットで検索すれば答えがすぐに見つかるような質問をする人は「教えてちゃん」などと呼称されています。
主にQ&Aサイトや電子掲示板などで初歩的な質問をする人を指しますが、ネットの世界に限ったものではありません。何かわからないことがあると部下を呼びつけて「教えてくれ」と質問する上司も「教えてちゃん」の一種です。
前記のクレジットカード、ネットショッピング、詐欺の例は本人だけが損をするものでしたが、教えてちゃんはそうではありません。質問された側の時間を奪い、「検索すれば一発でわかるけど……」とイライラさせ、損をバラまく有害なものです。
Q&Aサイトなどでは、「ggrks」というコメントが爆発的に広まりました。これは「ググレカス」の略で、「Googleで調べたらどうですか?」「そのくらいGoogleで調べればよいのでは?」という意味です。
……ネットスラング(インターネット上で使用されている俗語)と侮ってはいけません。毎年の新語・流行語大賞は「現代用語の基礎知識」に収録された新語から選出されますが、この「ggrks」も2008年版から新規掲載されています。
「質問する前に自分で調べる、調べてもわからなければ質問する」、これは常識です。
検索による自己解決(完結)ができないから、(本当は有能であっても)無能と評価され損をしているのです。
2-5.無料ツール
インターネットサービスに関わっていると、様々なツールが必要になります。
例えば、ウェブサイトやブログを簡単に構築できるWordPress(ワードプレス)もツールのひとつと言えます。他にも、画像作成や圧縮ツール、アクセス解析ツール、キーワード選定ツール、メールマガジン発行ツールなどが挙げられます。
……お察しいただけたとおり、必要な情報を取捨できない人は、適切なツールを見つけることができません。
必要十分な無料ツールが存在するのに高額な有料ツールを利用していたり、優良なツールが存在するのに悪評ばかりの劣悪なツールを利用していたりします。
もちろん、どうしても有料ツールが必要なケースもありますが、あなたや私が仕掛ける規模のビジネスであれば、無料ツールで十分に構築することもできます。むしろ、無料で構築することをまずは目指さなければなりません。ユーザビリティ向上などのための設備(ツール)投資は収益が安定してからで構いません。
※独自ドメインの取得費やサーバーのレンタル費用など、どうしてもかかる費用もあります。
検索による有益情報の取捨ができないから、劣悪なツールに高額な利用料を支払い損をしているのです。
3.記事執筆における検索の重要性
次は、記事執筆における検索の重要性を解説しましょう。ここからが本題ですね。
私が推奨する英雄型ビジネスは、あなたの経験や知識を活かしたユニークジャンル(の記事)で勝負していくものです。
そうすることによって、「Googleの検索結果において上位表示され、悩みを抱えている人を集め、専門家と認識してもらい、商品(サービス)を購入してもらう」というマーケティングを最速で実現することができるからです。
しかし、経験や知識を活かしたユニークジャンル(の記事)とは言え、経験や知識だけを基に記事を書いてはいけません。
これをやってしまうから、情弱はマッチングビジネスやブログ運営で成功できないと言えるのです。
3-1.記事には最新の情報が必要
例えば、あなたが過去の職歴を活かした記事を書くとします。
しかし、それは最新の情報でしょうか?
業界(ジャンル)によってその速度は異なりますが、技術やノウハウは日々進歩していますから、あなたが培ってきた経験や知識は必ずしも最新ではありません。
情報が「古い」だけならまだしも「間違い」の場合もあるでしょう(法改正、新たな発見、世論の変化などによって「間違い」に変わっていることは少なくありません)。
ですから、記事を書く前に、その情報の鮮度や正誤をチェックしなければなりません。
そして、これをチェックする方法が検索なのです。
積極的に検索するという習慣がない情弱には、この「~かもしれない」が欠落しています。
車の運転と同じで、そのジャンルに慣れ親しんでいるという驕りから、「~だろう」で記事を書いてしまうのです。
情報が古いかもしれない……、情報が間違っているかもしれない……、専門家としての集客には、最新の正しい情報を発信する責任が伴うという危機感を持つようにしましょう。
3-2.記事には根拠が必要
情報の鮮度や正誤をチェックしたら、いよいよ執筆です。
しかし、経験や知識だけを基に書いた記事は、読者を感情的に煽ることはできても、論理的に説得することはできません。
Googleにも読者にも専門家と認識してもらうためには、論理的な記事を書かなければなりません。
では、論理的な記事を書くにはどうしたらよいのか?
最も簡単な方法は、根拠の明示です。
統計情報、アンケート結果、実験結果、体験談など、あなたの主張を裏付ける根拠を明示するのです。
例えば、下記2つの文章のうち、専門的な印象を与えるものはどちらでしょうか?
ネットショッピングを利用するメリットは、実店舗より安く買えること、24時間いつでも買い物ができることです。
私のように夜遅くまで仕事をしている人は買い物に行く時間もありませんから、きっと共感してくれるはずです。
これはおそらく日本だけでなく、世界各国共通のメリットではないでしょうか。
ネットショッピングを利用するメリットは、実店舗より安く買えること、24時間いつでも買い物ができることです。
事実、総務省が実施した「IoT時代における新たなICTへの各国ユーザーの意識の分析等に関する調査研究」(平成28年)によれば、ネットショッピングを利用するメリットの上位には、「実店舗に出向かなくても買物ができる」、「24時間いつでも買物ができる」、「実店舗よりも安く買える」が挙がっています。
そしてこれは、日本だけでなく、世界各国において共通なのです。
……与える印象の差は歴然ですよね。
「根拠が明示されていない文章」は単なる日記です。
そして、このような根拠を探す方法も検索なのです。
※根拠は書籍などから引用しても構いませんが、「探す」となれば検索が最速最適です。世界中の情報に一瞬でアクセスできるのですから使わない手はありません。
必要な情報を見つけることができない情弱には、この根拠を見つけることができないのです。
特に、記事の中で次のような説明をするときには、むしろ根拠を明示して専門的な印象を与えるチャンスと捉えましょう。
- 比較(~に比べると多い・少ない)
- ランキング(1位は~、2位は~)
- 市場(最近は~の傾向にある)
- 新発見(実は~というデータがある) など
4.検索力を高める方法(便利な検索方法)
ここまで、検索の重要性と、簡単に専門的な印象を与える方法を解説してきました。
では、どのように検索すれば、必要な情報を見つけることができるのでしょうか。
実際に私が活用している、すぐに使える便利な検索方法を紹介します。
4-1.複数のキーワードをすべて含む記事を探す(AND検索)
一般的な検索方法ですね。
キーワードとキーワードを「スペース」で区切ります。
4-2.複数のキーワードのうち、どれかを含む記事を探す(OR検索)
「情弱」と「情報弱者」のようにいくつかの表現がある場合などに便利な検索方法です。
キーワードとキーワードを「OR」で区切ります。
※「OR」は半角大文字です(orでは機能しません)。
4-3.特定のキーワードを含まない記事を探す(NOT検索)
高還元率のクレジットカードを探したいが、すでに「楽天カード」は保有しているため、「楽天」というキーワードを除外したい場合に便利な検索方法です。
除外したいキーワードの直前に「-(マイナス)」を付記します。
※「-」は半角です。
※除外キーワードは「-楽天 -三井住友」などのように複数設定することもできます。
4-4.完全に一致するキーワードを含む記事を探す(完全一致検索)
通常、検索結果には同義語などを含む記事も表示されますが、そのような曖昧な結果を除外したい場合などに便利な検索方法です。
また、長文(台詞や歌詞など)をひとつのキーワードとして検索したい場合にも利用できます。
キーワードを「”(ダブルクォーテーション)」で囲みます。
※ダブルクォーテーションは「Shift」+「2」で入力できます。
4-5.新しい記事だけを探す(期間指定検索)
最新の情報を見つけたい場合や、情報の鮮度や正誤をチェックしたい場合に便利な検索方法です。
上位表示される基準は様々であり、常に最新で正しい記事が上位に表示されるとは限らないため、特に利用する機会が多い検索方法と言えます。
Google検索
- 検索窓の下にある「ツール」をクリック。
- 「期間指定なし」をクリックし、対象期間を選択。
- 対象期間内に更新された記事のみ表示される。
※情報の鮮度や正誤をチェックする目的であれば「1年以内」が妥当です。期間を短くし過ぎると低品質な記事ばかりが表示される可能性が高いです。
Yahoo!検索
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※情報の鮮度や正誤をチェックする目的であれば「1年以内」が妥当です。期間を短くし過ぎると低品質な記事ばかりが表示される可能性が高いです。
5.最後に
最後にもう1度質問します。
あなたは情弱ではありませんか?
ビジネスにおいても、プライベートにおいても、情弱でいる限り、損をするだけです。
私は子供に、自宅内のWi-Fi環境下でのみネット接続できるスマートフォンを持たせています。
「質問する前に自分で調べる、調べてもわからなければ質問する」を徹底するためです。
子供が大人になる頃には「情報化社会」から、完全な「情報社会」に移行しているでしょう。
情報が諸資源と同等の価値を有し、情報格差はますます広がっているでしょう。
検索力は鍛えることができます。
わからない言葉はすぐに検索する、ほしい商品はとことん検索する、人に頼らず自己解決する、……まずは習慣化することから始めてはいかがでしょうか。
検索や検索力の重要性を理解してもらえたなら、次回のシェアも楽しみにしていてください。